『ARK』のMod開発チームが『Shadowrun』新作開発をMicrosoftに提案中。ModフレンドリーなアクションRPGを目指す


とあるデベロッパーが『Shadowrun』シリーズの新作開発をMicrosoftに提案しているようだ。とあるデベロッパーとは、恐竜サバイバルゲーム『ARK: Survival Evolved』の大型Mod「Dragonpunk」開発チームだ。Twitterにてチームは現在Microsoftと協議をおこなっていることを明かしている。

https://twitter.com/DragonpunkGame/status/906243373455081472

TheggによるチームリーダーDaniel Connery氏へのインタビューによると、チームが目指すのはリメイクではなくあくまで次世代向けの『Shadowrun』であるという。ジャンルは従来のシリーズのようなシミュレーションRPGではなく、ModフレンドリーなアクションRPGをイメージしているようだ。

Microsoftと協議する理由は、同社が現在『Shadowrun』のゲームの版権を持っているからであるという。チームは3年以上Microsoftと話し合いを続けており、最初のうちは真面目に取り合ってもらえなかったが、今年に入ってからはかなり真剣に検討してもらえているように感じているようだ。Microsoftがパブリッシングを担当するならば、おそらくXbox OneとWindows 10でのリリースになるだろうとも答えている

*「Dragonpunk」は2018年夏にリリース予定

Modチームがパブリッシャーにフランチャイズ作品の開発を提案し、その経過を報告するのは異例ともいえる。Mod「Dragonpunk」は、『ARK』の世界に新たなファンタジー要素をもたらすModで、マップとグラフィック、重厚なシナリオを追加し、ロールプレイ成分の強いゲームプレイを可能にする。ゲーム内の素材だけでなく、自分たちでアセットを作っており、技術力という点で見るとオリジナルタイトルを開発していても不思議ではない。

新作『Shadowrun』では、これまでのシリーズと同様にシナリオを重視した作品として展開したいと氏は語っている。20年来『Shadowrun』を愛し続けるファンたちは、はたしてシリーズ新作の開発に携わることができるのだろうか。