Windows 10/Xbox One向けに新しい「Xbox Avatar」が発表。多様性にも配慮し、誰もがなりたい姿になれるを実現

 

マイクロソフトは6月16日、新しい「Xbox Avatar(アバター)」を紹介する動画を公開した。また、E3 2017会場でおこなわれたライブ放送Xbox Dailyの中では、マイクロソフトの開発担当者がAvatarの概要を説明している(1:55:28から)。

https://www.youtube.com/watch?v=oBfB7kuk1lA

Xbox Avatarは、もともとXbox 360の標準機能として追加された、Xbox LIVEにおけるユーザーの分身キャラクターを作成するシステムだ。任天堂のMiiのようなもの、といえばピンとくる方もいるかもしれない。体形や服装など見た目をカスタマイズできるほか、ストアでは特定のゲームに関連したものを含め、さまざまなアイテムが販売されてきた。Xbox Oneに世代が変わった際にはそのまま移行したものの、ユーザーが目にする機会も利用する機会もほとんどなくなってしまっていた。

新たに生まれ変わるAvatarは、Unityを使用していちから作り直されている。ユーザーがなりたい姿になれるというコンセプトはそのままに、グラフィック的な表現は今の時代にふさわしいレベルに向上している。アクションや感情、色の変更などカスタマイズの幅もかなり広がるようだ。また、動画の中では義手や義足、車いすや妊婦などが象徴的に映し出されており、ダイバーシティ(多様性)へしっかりと対応していくことが強調されている。Xbox 360では、Avatarを操作して楽しむゲームがいくつかリリースされたが、そういったゲームがふたたび登場することにも期待したい。新しいXbox Avatarは今年の秋にWindows 10に実装予定。Xbox One向けについては「eventually(いずれ・そのうち)」とされており、少し遅れるかもしれない。