『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』βテスト先行プレイ感想。共通システムの大改革でより“攻めのゲーム”に変化か

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Cygamesは7月29日と30日の2日間、2023年発売を予定している新作対戦ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』(以下、GBVSR)のオープンβテストを開催する。

プレイ可能な時間帯に制限があるため、注意してほしい


これは同作に実装されるロールバックネットコードの品質テストを目的としたもので、体験できるのは「カジュアルマッチ」によるオンライン対戦部分のみではあるものの、前作『グランブルーファンタジーヴァーサス』(以下、GBVS)のプレイアブルキャラ24体に加え、新規参戦キャラ「ジークフリート」も使用できる非常に豪勢なβテストとなっている。


今回は、先立って27日に行われた先行テストプレイの感想をお伝えする。なお本レポート内の記載については、開発中バージョンのものであること、正確なフレームデータなどを参照した情報ではないことをご留意いただきたい。

共通システムが激変。より柔軟なゲージマネジメントが勝利のカギか

まず本作『GBVSR』について押さえておきたいのが、前作『GBVS』から共通システムに大きな変更が入っているということだ。『GBVS』では昨年6月に配信されたVer2.80にて「タクティカルムーブ(ラッシュ)」「タクティカルムーブ(バックシフト)」「オーバードライブ」が追加されていたが、『GBVSR』にはこれらのシステムは継承されていない。

かわりに新システムとして「ダッシュ攻撃」「新トリプルアタック」「アルティメットアビリティ」「レイジングストライク」「レイジングチェイン」「ブレイブカウンター」などが追加される。いくつか重要なシステムについて解説しよう。

◎アルティメットアビリティ(奥義ゲージ50%消費)
前作『GBVS』では、アビリティはL、M、Hどのボタンで出すかにより性能が変化していた。H版はアビリティ+という名称で、キャラクターの体が黄色く光り、性能が大幅強化される代わりにクールダウンが長い、いわゆるEX技のような位置づけだったのだが、今回追加されたアルティメットアビリティはそのさらに上、アビリティの「魔改造版」と言ってもいい強力な技だ。

すべてのアルティメットアビリティが発動の瞬間に相手の動きを遅くする「スロー効果」を持つため、大振りな牽制技への差し返しや弾抜けなど、反撃として使用することが想定される。が、現在公式Twitterで公開されているアルティメットアビリティには「近距離でガードされても相手より先に動く」やら「ガードされても距離を取り反撃を受けない」やら、力強い文言が多く見受けられる。使用時に奥義ゲージを50%消費するが、ヒットで25%、ガードである程度の奥義ゲージが戻ってくるので、見てから撃ったと言い張りつつ、雑に振り回していくのも強そうだ。
【UPDATE 2023/7/28 15:05】
アルティメットアビリティの発動条件などを修正

ただしアルティメットアビリティも通常アビリティとおなじく、クールダウン中は使用できないことには留意したい。アルティメットアビリティ使用時も対応するアビリティにクールダウンが発生するので、アビリティを当てた後のコンボなどにも注意が必要だろう。

◎レイジングストライク(奥義ゲージ25%消費)
レイジングストライクには2種類の使い方がある。ひとつは連続技に組み込んだ場合。この場合は相手を大きく打ち上げる技となり、コンボパーツとして使うことになる。注目したいのはもうひとつの使い方で、連続攻撃にならないタイミングで相手にレイジングストライクをガードさせると「ガードクラッシュ状態」を誘発できるのだ。

この「ガードクラッシュ状態」は中央で成立させても距離が大きく離れるので、コンボにいくにはゲージを払って追加派生のレイジングチェインを使用する必要がある。一方、画面端であれば、発生の速い技からコンボが可能。さらに相手のBP(ブレイブリーポイント)が0の状態だとのけぞり硬直が長くなるようで、H攻撃始動でコンボが可能だった。とりあえず相手を画面端に追い詰めてレイジングストライクで崩すのが必勝パターンとなりそうだ。

中央で「ガードクラッシュ状態」を成立させた場合はおおよそこのくらい離れる。

レイジングストライクは対応するのもかなり難しい。全キャラで確認したわけではないが、トリプルアタックをキャンセルして出すレイジングストライクは飛び防止と暴れ潰しも兼ねているようで、おそらく無敵技か避けでしか返せない。キャンセルタイミングも攻撃側が自由に選べるので、『GVBSR』ではこのレイジングストライクをどうさばくかに苦労することになりそうだ。

ゲームテンポはより快適に。バトルはより過激に

続いては、実際に対戦した際のプレイフィールについてお伝えしよう。まず感動するのがゲームテンポの大幅な改善だ。今回はPS5でテストプレイを行ったが、マッチング成立から対戦開始、対戦終了から再戦などにかかる時間が、前作から大幅に短縮されている。いわゆる“奥義の演出中しか飲み物を飲むタイミングがない”レベルの快適さだと思ってもらっていいだろう。オープンβテストでは2本先取設定のカジュアルマッチのみ遊べるが、製品版でのルームマッチなどにも期待がもてる。

さて、今回のβテストでは総勢25体のキャラクターを使用できるわけだが、時間の都合上、全キャラクターを細かく調査することはかなわなかったので、新キャラクターの「ジークフリート」、前作から続投の「カタリナ」「ベルゼバブ」の3体を中心にプレイした。ここからは各キャラクターの雑感を紹介しよう。

◎ジークフリー
新規追加キャラクターの一人ジークフリートは、大剣を振り回す豪快なキャラクター。全体的に振りの遅い技が多いので、丁寧な技振りが求められるだろう。攻めの要となるのが↓+R1(テクニカル入力の場合は↓↓+攻撃ボタン)で出す「オルカーン」。攻撃後に大剣を肩に担ぐ特殊な構えに移行し、そこから打撃、当て身、コマンド投げを繰り出せる。トリプルアタックからL版オルカーンに繋ぎ、強引に読み合いを仕掛けていくのも面白そうだ。

今回のテスト中はうまく使えなかったが、奥義のひとつ「ドラゴンブラッド」にも可能性を感じる。これはラウンド終了まで効果が続く自己強化技で、ただでさえ長いアビリティのリーチがさらに長くなるうえ、一部攻撃を当てた時(ガードでも)体力を回復する効果が発生する。序盤にリードを奪ってからドラゴンブラッドを発動し、中間距離を長いアビリティで制圧しながらディフェンシブに戦うのも面白そうだ。

「U・オルカーン」はヒットするとこのように剣を突き刺して相手を画面端へ運ぶ。


◎カタリナ
カタリナは癖の少ないスタンダードキャラで、直感的に使用できるのが魅力だ。反撃を受けにくい「U・エンチャントランズ」のおかげで自分の距離に持ち込みやすいのはうれしい所だろう。筆者は前作を発売直後にしばらくプレイした経験があり、その時はカタリナを使用していたので、今作でも1時間程度触ってみた。手触りとしては前作から大きな変化は感じなかった。他のプレイヤーの動きを見ていても、連携やコンボなどがしっかりしているプレイヤーが何人も見受けられたので、前作で培った経験や技術は完全に無駄にはならなそうだ。


◎ベルゼバブ
筆者はこれまでベルゼバブを使ったことはなかったのだが、公式Twitterのこの紹介が目に留まり、これは自分で確かめねば、との思いにかられた。

「相手がどこに居ても引き寄せる」「ガードされても追撃がヒット」。非常に危険な香りのする説明だ。

実際使ってみても、この「U・カルマ」を返せたプレイヤーはほとんどいなかった。距離が近ければ発生前に潰すことは容易そうで、遠距離でも避けという回答はあるが、そもそもゲージ50%使用にしてはダメージが大したことがないので、「気にしないで攻める」というのも重要な対策になってくるだろう。

このようにキャラクターが端と端にいてもヒットする。


以上、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』先行テストプレイレポートをお届けした。対戦のテンポなど、ユーザビリティには正統進化を感じる一方で、対戦の内容に関しては、突然変異といっていいほどの変貌を遂げていた。特に新システムのレイジングストライクは見てからどうこうするのが難しく、今作の攻めの中核を担うシステムであると感じた。現状だとゲージ消費量に対してダメージ期待値が高すぎるようにも感じたが、このままの仕様でいくのか、発売までに何らかの調整を行うのかは気になるところである。

オープンβテストは7月29日と30日の2日間開催予定。PlayStation 4またはPlayStation 5をもつユーザーであればだれでも無料で参加可能だ。ゲームクライアントの先行ダウンロードは28日(金)開始予定なので、参加希望ならあらかじめダウンロードしておこう。バトルシステムやキャラクターの技が確認できるプレイガイドも公開中だ。

『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに2023年発売予定だ。

(C) Cygames, Inc. Developed by ARC SYSTEM WORKS

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