ロジクール、ついにラピッドトリガー対応ゲーミングキーボード「PRO X TKL RAPID」を発表。新機構を搭載し、素早く正確なキー入力を実現


Logitech(日本法人名:ロジクール)は9月18日、自社の新製品発表会であるLogi PLAY 2024にてゲーミングキーボードPRO X TKL RAPID」を発表した。本製品は、Logitechのキーボードとしては初となるラピッドトリガー対応型キーボードだ。

従来式のキーボードは、ある特定のポイントまでキーが押し込まれた際に入力の判定がなされ、逆にそのポイントを上回ると入力が止まるシステムを採用している。アクチュエーションポイントと呼ばれるこのポイントは、その深さを調整することでユーザーに合わせたカスタマイズが可能だ。しかし、入力の早さを重視してアクチュエーションポイントを高めに設定すればキーを離してから入力が止まるまでのタイムラグが大きくなってしまい、逆に低く設定すれば肝心のキーを押し込んだ際の入力が遅れてしまう、といった課題を抱えていた。

これを受けて開発されたラピッドトリガーは、押し込みを感知した瞬間から入力が始まり、キーが上昇を始めると同時に入力が終了するという挙動によりこの課題を解決。正確なキー入力が求められるFPS系のジャンルなどにおいて大きな支持を獲得した。

ゲーミング用キーボードの分野においては、ラピッドトリガー機能を実現したWootingシリーズの登場を皮切りに、RazerやSteelSeriesといった大手ゲーミングデバイスブランドも続々とラピッドトリガー対応商品を発表していた。

そんな中Logi PLAY 2024にて発表された「PRO X TKL RAPID」が、新登場の機構となるマイクロマグネティックスイッチを搭載することでラピッドトリガー機能を実現。同キーボードはロジクールとしては初のラピッドトリガー対応型キーボードとなる。ゲーミングデバイスメーカー最大手が満を持して発表した本製品にはSNS上でも大きな注目が集まっているようだ。続報にも期待したい。

PRO X TKL RAPID」の価格は169.99ドル(約2万4000円)、発売日は未定であり、近日公開となっている。