『アークナイツ:エンドフィールド』のアルダシル、現時点でわかることまとめ。パーディシャーって何?フィディアって?なんもわからん人向け

『アークナイツ:エンドフィールド』に登場するアルダシルは、いったいなんなのか?現時点でわかっていることまとめ

『アークナイツ:エンドフィールド』の新バージョン「春の暁、訪れし時」を4月17日にリリースされた。本バージョンにおいて、ただの敵とは思えない謎の男・アルダシルと管理人は2人きりで対峙することになる。

その際語られた言葉は『アークナイツ』を知る筆者としては作品のつながりを強く感じられ、非常に楽しめるシーンであった。一方で『アークナイツ』を知らずに『エンドフィールド』を遊んでいる人にとっては「彼は一体何の話をしているのか?」と思えたのではないだろうか。過去の発言も含め、アルダシルの謎めいた発言から「アークナイツ」をプレイしているとピンとくるキーワードを解説してみたい。

なお、本稿は「春の暁、訪れし時」クリアまでのメインストーリーのネタバレを含んでいるため、未クリアの人は注意してほしい。

そもそもアルダシルとは何者か

アルダシルは第2章・プロセスIから登場する謎の男性だ。武陵へと向かう管理人一行と出会い、一時的に動向することになったアルダシルの第一印象は、同行するペリカやチェンと同じく「怪しい人物」という印象が強かった。紆余曲折を経て、本バージョンで実装された第2章・プロセスIVで管理人は改めてアルダシルと相対することになる。

Ver1.2では

武陵の重要な存在である首礎へと侵入し、管理人と2人で話したかったというアルダシルの口からいくつかの新事実が語られた。彼の種族がフィディアであること。そして、星門の向こう側にあった都市で「パーディシャー」と呼ばれていたこと。ほかにも多くのことが語られているが、『アークナイツ』の知識ですぐに理解できるのはこの2つだろうか。

パーディシャーとは?フィディアとは?

まずはもっとも重要そうなワードであるパーディシャーについて。パーディシャーとは、『アークナイツ』の舞台であるテラにある国家、サルゴンの地方領主的な存在である。サルゴンはテラにあるアフリカとアマゾンが混じったような砂漠やオアシス、密林が広がる国である。

アルダシルはサルゴンを「黄金に溢れて、砂嵐が太陽を覆い……」と語るが、そうした砂漠はどちらかというと『アークナイツ』においては文明圏に属しており、密林には独特の文化を持つ部族民が多く住んでいたりする。そんな中で領地を管理し、地域の貴族のように振る舞う存在がパーディシャーだ。

『アークナイツ』において現在実装されているオペレーターにも元パーディシャーは存在している。会話を追えた後アルダシルが差し出してくるディナール金貨もまた、サルゴンのものである。なお、差し出してくる金貨のデザインは『アークナイツ』の設定資料集である「大地を巡る旅」にて紹介されている金貨と同一のものであった。つまり、アルダシルは今回のストーリーにおいてサルゴンに出自があり、地位が高い人物であったことを示唆しているのである。

サルゴンの都市・ミナトマハイと園周辺の砂漠

また、アルダシルの種族が、フィディアという種族であることも語られている。フィディアとは、蛇をモチーフとした種族である。共に行動しているネファリスは、ワニをモチーフとするアダクリスという種族だ。どちらもサルゴンに多く生息している点は、果たして偶然なのだろうか。先述した『アークナイツ』で登場する元パーディシャーのオペレーターであるマントラも、フィディア族なのだ。

「春の暁、訪れし時」実装分のメインストーリークリア後、首礎の南側にある建物で、ネンネンという少女に会うことが出来、彼女からアルダシルの話を聞ける。アルダシルからいろいろな話を聞いたという彼女は、親友と一緒に星門に行ったという話がお気に入りとのこと。この親友が管理人のことを指すのかは正確には不明だが、そう考えるのが自然だろう。

ネンネンは首礎の南に在住。ストーリー上で行く必要のあるエリアではないので、見逃している人もいるかもしれない。

なお、『エンドフィールド』の舞台であるタロIIへ来た人類は、テラの北の門なるものを通過したとされている。一方でサルゴン南部・フェーンホットランドにも星門が存在するため、アルダシルはこちらに関係している可能性も想起させる。

元パーディシャーである『アークナイツ』のオペレーター・マントラ

イェルシェとは?

パーディシャーだったというアルダシルだが、イェルシェというエリアに住んでいたことも度々語っている。イェルシェは『エンドフィールド』に登場する組織、環タロ商会に属する都市である。四号谷地にも同エリア出身の登場人物が存在しており、彼の発言からイェルシェは、『アークナイツ』に登場する国家・イェラグを起源とする都市であろうことが推察できた。

『アークナイツ』におけるイェラグは、イェラガンドと呼ばれる山を神として仰ぐ宗教国家であり、周辺国とは工業力、商業力において劣っている部分があった。だが、イェラグの貴族であるシルバーアッシュ家の当主・エンシオディスが仲間とともに地力の差を覆し、イェラグが周辺国家と並ぶ先進国を目指す物語がいくつかのイベントに描かれている。『アークナイツ』において「シルバーアッシュ」というオペレーターとして実装されている彼のビジュアルがアルダシルを思わせるものだっただけに、その関係性を想起していたユーザーもいたようだ。

『アークナイツ』にはアルダシルに似たシルバーアッシュの衣装も存在している

Ver1.1では

それでは、前バージョン「潮起ち、故淵離る」で実装されたストーリー描写についても振り返ってみよう。管理人たちが武陵に着いて訪れた清波砦。その清波砦に現れたアルダシルは、タンタンの義兄であるルアン・イーに力を与える黒幕としてその姿を表した。だが同時に、ルアン・イーに対しては復讐を望まないその姿勢も印象的だった。アルダシルは、ルアン・イーの死後、「文明の存続」のために活動していることを告げて去っていった。このキーワード「文明の存続」もまた『アークナイツ』に於いては重要なキーワードとなっている。

文明の存続とは

「文明の存続」とは、『アークナイツ』の重要登場人物・アーミヤが持つ・「魔王」と呼ばれる力の証、黒い王冠がそう呼ばれる。その王冠は「文明の存続計画」に密接に関わっているためそう呼ばれている。「文明の存続」には、過去の魔王たちが経験したこと、感じたこと、そしてテラの古い歴史の記憶がすべて刻まれている。それを持つものは他者の思考や感情を読み取ったり、逆に自身の意志を広範囲に伝播させたりすることが可能である。

これらの能力は「文明の存続」が過去の文明の遺産を記録し、文明が滅びたときに備えるための記録媒体としての側面を持っているためのものである。この黒い王冠を「文明の存続」と呼ぶ人間は『アークナイツ』の登場人物でごく一部のはずである。なぜアルダシルは『アークナイツ』の中核になっているこの話に触れたのかもたいへん気になるところだ。

『アークナイツ』アーミヤのモジュールより


アルダシルの今後について

かつて『アークナイツ』のテラの砂漠で一地方を統治していたパーディシャーが、なぜ星の海を越え『エンドフィールド』に現れ、アーミヤの冠に刻まれた「文明の存続」という言葉を背負ってタロIIに現れたのか。ここまで見てきた通り、アルダシルの言葉はどれも『アークナイツ』の核心をかすめている。にもかかわらず、その正体は依然として霧の中だ。だが逆に言えば、だからこそ面白い。彼は敵なのか、味方なのか。もしその正体が明かされるときが来るのなら、それは『エンドフィールド』だけでなく、『アークナイツ』というシリーズ全体の構造の核心が見えてくるかもしれない。とはいえ、いまはただ、その“答え合わせの時”が来るのを待つしかない。

『アークナイツ:エンドフィールド』はPC(公式サイト/Epic Gamesストア)/PS5/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。

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怪しい隣人
怪しい隣人

主にスマホゲームを中心に、サービス終了したゲームの情報を収集したり、開始早々ダメなことになっているゲームの情報を紹介するのが趣味です。サービス終了ゲーム死亡リストは1500件を超えました。年々ゲームが複雑になり、ダメさを判定するのに時間がかかるのが最近の悩みです。

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