“盗用疑惑”浮上していたSteam新作RTS『Veterans: Napoleonic Wars』、体験版が出た直後にストアページがDMCA削除。開発元は著作権侵害の疑いを否定し、異議を唱える

Tactical Boarは6月16日、開発中のRTS『Veterans: Napoleonic Wars』のSteamストアページが削除されたとして、声明を発表した。

デベロッパーのTactical Boarは6月16日、開発中のRTS『Veterans: Napoleonic Wars』のSteamストアページが削除されたとして、声明を発表した。著作権侵害の申し立てが背景にあるという。

本作は、ナポレオン戦争を題材にしたRTSだ。今年1月にPC(Steam)向けに発表され、開発が続けられている。

『Veterans: Napoleonic Wars』では、ナポレオン戦争における第一次イタリア遠征の戦場を舞台に、プレイヤーは歩兵・騎兵・砲兵からなる部隊を指揮して戦う。数千人の兵士と数十の大隊による大規模戦が展開され、基地建設要素を排除し戦場での戦術に特化したゲームプレイが特徴とのこと。

本作には多様な環境の戦場と任務が用意され、プレイヤーはそれぞれに適した部隊を編成し、史実をもとにした陣形を選んで作戦に臨む。部隊は、戦いを生き抜くたびに経験値を獲得し、育成していくことが可能。また、士気や疲労度などを管理する要素も用意される。

本作は、PC(Steam)向けに今年1月に発表され、先日6月16日には新作体験版配信イベント「Steam Nextフェス」に参加し、体験版を配信開始。ただ、その当日に本作のSteamストアページが突如削除され、体験版も配信停止となってしまった。

この突然の事態を受けて開発元は声明を発表した。それによると、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく著作権侵害の申し立てが何者かによっておこなわれたため、ストアページが削除されたとのこと。Steamを含むプラットフォーム運営者は、そうした申し立てを受けると、まずは削除対応することが一般的である。

開発元は、著作権侵害の申し立ては誤りであると確信しているとコメント。Steam側に異議申し立てをおこなっており、迅速な事態の解決に努めるとした。

『Veterans: Napoleonic Wars』
『Ultimate General: Civil War』

ちなみに本作については、Game-Labsが手がけたRTS『Ultimate General: Civil War』との類似性が、発表以来指摘されていた。ゲームプレイだけでなく、ゲーム画面の一部UIまで似ているという指摘だ。Steamの掲示板では、『Ultimate General: Civil War』のアセットを無断流用しているのではないかといったコメントも見られる。

しかし開発元は今回の声明の中で、『Veterans: Napoleonic Wars』は自らのオリジナル作品であると強調。また、本作の初期ビルトをYouTuberのクリエイターに提供するなど、開発過程はオープンにしてきたとも述べている。本作の開発の進捗状況は、Dev Blogとして定期的に報告されてきた。

本作の開発元が『Ultimate General: Civil War』を模倣したのかどうかの真偽はさておき、これまでの経緯からすると、今回の著作権侵害の申し立ての背景に同作が絡んでいる可能性はあるだろう。Game-Labsが申し立てをおこなったのかもしれないし、第三者がイタズラで申請したとも考えられる。開発元は異議申し立てをしているとのことで、今後Steamに復帰できるのかどうか注目される。

『Veterans: Napoleonic Wars』は、PC(Steam)向けに開発中だ。発売時期は未定である。

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Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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