人気飛行船オープンワールド『Everwind』開発元、「現実のカピバラの里親になった」とやたら大々的に発表。ゲームに出すだけじゃ我慢できなかった

人気サンドボックスRPG『Everwind』の開発陣は6月12日、プラハ動物園のカピバラたちの里親になったことを報告した。カピバラが好きすぎたためだという。

人気サンドボックスRPG『Everwind』の開発陣は6月12日、Steamニュースなどでプラハ動物園のカピバラたちの里親になったことを報告した。カピバラが好きすぎたためだという。『Everwind』の公式YouTubeチャンネルには、ひたすらにカピバラたちの様子を映した動画が投稿されているほか、公式Xでは開発陣のコメントを交えた短い動画も公開されている。

『Everwind』は2026年3月に早期アクセスを開始した、浮島が点在する世界を舞台に冒険を繰り広げるサンドボックスアクションRPGだ。対応プラットフォームはPC(Steam)。プレイヤーはボクセルで構成された広大な空の世界を冒険し、戦闘・建築・探索をこなしつつ自身と拠点を強化、拡張していく。本作の最大の特徴は、移動式の拠点である飛行船の存在だ。プレイヤーは木を伐り、鉄を作って自らの飛行船を建築・改造し、島から島へと冒険の旅を繰り返していく。

浮島にはNPCのいる集落や、宝の隠されたダンジョンなどもあり、高い場所にある島ほどより危険になり、報酬もよりよくなっていく。ランダム効果の付いた装備品によるキャラクターの強化にくわえ、レベルアップによってスキルポイントの獲得も可能。弓なども使える戦士、魔法を使える秘宝師、クラフトやサポートが得意な技師の3つのスキルツリーによって、個性を伸ばしていくことができる。本作はソロプレイのほか、最大4人での協力マルチプレイにも対応している。

本作は3月の早期アクセス開始以降、Steamにて多くのユーザーレビューを集めており、本稿執筆時点で約3000件以上のレビューを得て、うち81%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。移動拠点である飛行船を自分好みの居場所に改造できる点や、RPG的な成長要素と手応えのある戦闘にくわえ、島々を巡る探索要素が本作の持ち味となっている。一方で、早期アクセスが始まって間もないこともあり、浮島間の移動の手間や、UI・便利機能の不足を指摘する声も散見される。

そんな『Everwind』の公式アカウントは6月12日、チェコにあるプラハ動物園のカピバラたちの里親になったことを発表した。カピバラへの愛が“ちょっと”暴走してしまったとして、ふだんはゲームのアップデート報告がおこなわれているSteamニュースX公式アカウントYouTubeチャンネルなど多方面で念入りに報告されている。“里子”と見られるカピバラたちの写真が複数枚アップされるほか、動画も2種類がアップされるという力の入れようだ。

プラハ動物園では支援リストに記載された動物の里親、もしくはスポンサーになることができる制度が存在する。スポンサーが100チェココルナ(約766円)以上の寄付で参加できるのに対し、里親になるには動物ごとに定められた年間支援額を負担する必要があり、より継続的な支援が求められるかたちのようだ。ちなみに、類似の制度は日本を始め各国の動物園でも広く採用されている。

同スタジオは、そんなプラハ動物園の公式支援プログラムを通じてカピバラの里親(Adoptive Parent)となり、飼育支援を開始したとみられる。なお、開発元のEnjoy Studio S.A.はポーランドのデベロッパーであるものの、パブリッシャーを務めるBohemia Interactiveがチェコのプラハに本社を置いている。プラハ動物園を支援対象としたのもそうした繋がりによるのだろう。

『Everwind』では、カピバラがマスコット的存在として愛されてきた背景がある。ゲーム内におけるカピバラは、特にプレイヤーと敵対しない中立のモブであり、倒すと肉や皮、脂肪を落とすほか、頭にミカン(tangerine)を乗せた個体もいて、たまにそれもドロップする。3月の早期アクセス開始時には、「カピバラエディション」なる追加コンテンツを同時配信。カピバラ仕様の家具や衣装にくわえ、メインメニューまでカピバラ一色となる徹底した“アップグレード”コンテンツだ。また、5月28日に配信された大型アップデート「The First Ascent」では、新エリアや敵・装備などの追加や、ライティングなどの各種調整などにくわえて、カピバラ商人の追加も行われている。アンデッドやゴーレムなどが登場するオーソドックスなファンタジーの世界観の中に、カピバラ要素がふんだんに盛り込まれていたわけだ。

折に触れてカピバラが強調される『Everwind』ではあったが、今回ついに開発元が現実のカピバラの里親になったことをゲームニュースのひとつとして、大々的に発表したかたちだ。ゲーム内要素とは直接関係ないものの、開発元のカピバラにかける想いのほどが伝わってくる発表である。現実のカピバラと触れ合った経験が、今後のゲーム内カピバラコンテンツの開発に活かされていくのかもしれない。

なお、『Everwind』は日本語にも対応しており、公式Discordには日本語のチャンネルも存在する。気になる方は参加しておくといいだろう。今後本作にどのような“カピバラ”コンテンツが実装されていくのか、プラハ動物園のカピバラたちも含め注目していきたい。

『Everwind』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

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Kei Kano
Kei Kano

キャラクリが出来て没入感のあるゲームが好きです。ゆっくり歩いて世界観を味わったり、自分なりに脳内設定を組み上げたりして遊んでます。

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