短編コインランドリー脱出ADV『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』Steamにて無料公開。閉じ込められた男2人の脱出劇

polte氏は11月3日、『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』を公開した。PC(Steam)向けに、フリーゲームとして配信中となっている。2人の男が深夜のコインランドリーから脱出しようとする、レトロ風の短編2DADVである。

個人制作者のpolte氏は11月3日、『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』を公開した。PC(Steam)向けに、フリーゲームとして配信中となっている。

『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』は、2人の男が深夜のコインランドリーから脱出しようとする、レトロ風の短編2DADVである。本作の主人公である青髪の男は、ある日深夜に遠くのコインランドリーを訪れていた。男が普段利用しているコインランドリーが閉まっていたためである。しかし、男がやってきたコインランドリーは古びており、洗濯機も故障しているものばかり。本当に営業しているのかすら疑わしい様相であった。男は、唯一まともに動きそうな洗濯機へ洗濯物を放り込むが、店内で待ち時間を潰しているうちに停電が発生。主人公の男と居合わせた青年は、奇妙な古いコインランドリーへ閉じ込められてしまう。2人の男によるコインランドリーからの脱出劇が繰り広げられる。

主人公はコインランドリーからの脱出を目指し、闇に覆われた店内を探索していく。本作はジャンルとしてはポイント&クリック型のアドベンチャーゲームとなっている。画面内の気になる箇所やマウスカーソルが反応する場所をクリックすることで、アイテムや手がかりを入手。テキストによるストーリーを読み進めながら、閉鎖されたコインランドリー内を調べて脱出を目指すのだ。店内の様子などは、ドット絵調のグラフィックで表現。レトロ風のイラストやBGMなどと共に、初対面の男2人がぶつかりあいながら脱出を目指す様子が描かれる。公称プレイ時間は1周30分程度。Steamのストアページによると、全実績をコンプリートするとシークレットシナリオも見られるそうだ。

 


本作は、個人制作者のpolte氏が手がけている。過去作としては、短編ADV『PLEASE KNOCK -before entering my room-』を2024年1月に公開。同作のSteam版では、ユーザーレビュー12件中100%の好評を得ている。同作ではレトロな雰囲気やキャラクターたちの日常が好評に繋がっていたようだ。なお同作は、本作とも一部つながりがあるものの、独立して遊べる作品とされている。

プレスリリースによると本作『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』は、同氏イラスト/BGM/シナリオを1人で担当。プレイヤーへ没入感と共に、日常的な施設であるコインランドリーへ閉じ込められる「身近にあるものの恐怖」や、人間同士が打ち解けていく過程と心理描写を感じてもらえたらいいなと思いながら制作されたそうだ。また本作では、同氏自身による攻略ガイドも公開されている。

『BLUE NIGHT LAUNDROMAT』は、PC(Steam)向けに無料公開中となっている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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