灰に抗うサバイバルホラー『THE LAST MATCH GIRL』Steam向けに発表。灰を光で焼き払い、還るべき場所を探して命を繋ぐ

 

国内のゲーム開発会社ChronoJuvenileは5月28日、『THE LAST MATCH GIRL』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。ストアページ内では、ティザーPVやスクリーンショットなどが公開されている。

『THE LAST MATCH GIRL』は、灰に覆われた街を光を頼りに生き残る、灰と光のサバイバルホラーゲームである。本作の舞台は、灰に沈んだ世界だ。夜の明けない街では、おぼろげな信号機の明かりだけが静かに時を刻む。そんな中、わずかな生き残りたちは、灰に体を焼かれながら最後の時を迎えていた。本作で主人公は、腐りかけの人形と共に灰まみれの街を生きていく。最後まで命を繋ぐ、死に場所をもとめてさまよう者たちの様子が描かれるようだ。

主人公は、ランタンとマッチで灰を払いながら、闇に覆われた街の探索を進めていく。本作で主人公は、食料を求めてゴミ箱や汚物も漁り、命を繋ぐ。しかし灰に沈んだ街には、灰に汚染された生物や異形の怪物などが徘徊。暗闇は死と同義とされているなど、多数の危険が存在しているようだ。そこで本作では、ランタンやマッチの光を利用して先へ進む。光には、灰や汚染された生物を焼き払う力が込められている。また街の汚染を除去すると、行動範囲が広がっていく。本作では、ランタンとマッチの光で灰を焼き払い、汚染を除去しながら探索を進めるのだ。


要素としては、自販機による強化システムが存在。旧通貨を支払うことで、ランタンや肉体、家具の購入などが可能なようだ。また本作では汚染を取り除いて生活を充実させると、主人公と人形の体力が良くなるに違いないという。一方、光が強まるほど、闇もまた強まる。汚染の除去によって、なにか良くないことも待っているのかもしれない。そのほか、ドット絵と3Dを組み合わせて表現される、灰に飲まれた世界のグラフィックも本作の特徴だろう。

 


本作を手がけているChronoJuvenileは、大阪・枚方市のゲーム開発会社だ。過去作としては、『CAN BULLET』『私はロボットではありません』などをリリース。お笑い芸人の野田クリスタルさんによるゲーム『すごい事になりそうだ!!組体操合戦』の開発にも携わっていた。本作はこれまで同社が手がけてきた作品と雰囲気が異なっており、新たな挑戦となるのかもしれない。

『THE LAST MATCH GIRL』は、PC(Steam)向けに開発中だ。