任天堂の「スプラトゥーン甲子園」などの開催を、殺害予告で妨害した男がついに逮捕される

 

京都府警捜査1課が4月3日、昨年任天堂に対して殺害を予告するような趣旨のメッセージを送信し、同社の業務を妨害した疑いがあるとして、茨城県日立市の地方公務員の男(27歳)を逮捕したとのこと。読売テレビニュース京都新聞が同日に報じている。

報道によると、逮捕された男は昨年、任天堂公式ホームページの問い合わせフォームを通じて、殺害を予告するような趣旨のメッセージを39回にわたって送信したという。メッセージの内容としては、「スプラ甲子園とか開いたら会場の奴らも殺すから覚悟しておけ」「甲子園の日が楽しみだな」「警備増やしたところで爆弾で一撃だわ。死ね」といったものがあったとのこと。

任天堂は昨年12月、東京都大田区総合体育館にて同月に開催予定だった「スプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会」などの延期や、今年1月に予定していたイベント「Nintendo Live 2024 TOKYO」の開催中止を発表。当時同社は理由として、「当社社員を標的とした脅迫行為を執拗に受けておりました」「この脅迫行為の標的がスプラトゥーン甲子園2023 全国決勝大会の観客、スタッフ等に広がった」と説明していた(関連記事)。

報道によると、任天堂は今回逮捕された容疑者による殺害予告を受けて、これらのイベントの延期・中止措置をおこなったとのこと。一方で被害届を受理した警察では、インターネットへの接続履歴などから男の犯行を特定し、逮捕に至った。調べに対し、男は「死ねなどと数々の投稿をしたことに間違いありません」などと容疑を認めているとのことで、警察は詳しい経緯を調べているそうだ。なお任天堂に対する強迫行為に関しては、以前にも別の事件が発生し、京都府警捜査1課などによって容疑者が逮捕されたことが報道されている(関連記事)。