『8番出口』開発者続編『8番のりば』正式発表。異変を探しながら脱出を目指す、でも前作とはルールが違う模様

KOTAKE CREATEは3月30日、『8番のりば』のストアページを公開した。『8番のりば』は、永遠に走り続ける電車からの脱出を目指す、『8番出口』の続編となる短編ウォーキングシミュレーターだ。

KOTAKE CREATEは3月30日、『8番のりば』のストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)。4月末から5月のどこかでリリース予定とされている。「8番ライク」なる一大ジャンルを作り上げたともいえる『8番出口』の続編が、正式発表されたようだ。

『8番のりば』は、永遠に走り続ける電車からの脱出を目指す、『8番出口』の続編となる短編ウォーキングシミュレーターだ。本作の前作に相当する『8番出口』は、無限に続く地下通路からの脱出を目指す、短編ウォーキングシミュレーターである。主人公が閉じ込められている地下空間では、異変がたびたび発生。そうした異変には法則性がある。異変を見逃さないこと。異変を見つけたら、すぐに引き返すこと。8番出口から外に出ること。無限に続く地下通路で間違い探しをしながら脱出を目指す、奇妙な空間へ迷い込んでしまった体験が描かれていた。


本作『8番のりば』は、そんな『8番出口』の続編である。ストアページによると、本作で主人公は、永遠に走り続ける電車に閉じ込められてしまったのだという。プレイヤーは周囲の異変に気をつけながら、脱出する方法を探索。日本の地下鉄やリミナルスペース、バックルームなどに影響を受けたゲームプレイが待ち受けているようだ。

またゲームプレイについては、本作は『8番出口』の続編ではあるものの、異変探しゲームではないのだという。開発者のコタケノトケケ氏のポストによれば、『8番出口』らしさを残しつつ、別のゲームプレイが展開されるようだ。異変を探しつつ、『8番出口』とは異なる方法で脱出を目指さしていくのだろう。なお動画やスクリーンショットを見る限りでは、前作から引き続きおじさんが登場するようだ。


本作を手がけているKOTAKE CREATEは、開発者コタケノトケケ氏によるデベロッパーだ。過去作としては2023年11月に『8番出口』をPC(Steam)向けにリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で5313件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。同作は発売前から大きな注目を集めており、発売からわずか1日で売上3万本を突破。同作のシンプルなルールに影響を受けた「8番ライク」な作品群や二次創作が多数登場するなど、ちょっとしたムーブメントを作り上げてきた。

また本作『8番のりば』は、コタケノトケケ氏のポストによればもともと『8番出口』と同じようなシステムで制作が進められてたという。しかし一度作ったものとは違うものを作りたくなったため、システムが変更になったそうだ。なお『8番のりば』のリリース後には、同氏が以前から制作している『Strange Shadow』の制作が進められるそうだ。

『8番のりば』は、PC(Steam)向けに開発中。コタケノトケケ氏のポストによれば、4月末から5月のリリースが予定されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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