「対人戦と見せかけてBotと対戦させている」として、ユーザーたちがゲームサイトを訴える。リアルマネーをかける対人戦を謳っていたのに

AviaGames公式サイトより
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対戦ゲームサイトを運営するAviaGamesに対し、同サイトのユーザーたちがクラスアクション(集団代表訴訟)を提起したという。AviaGamesは、プレイヤー同氏がリアルマネーをかけて戦う仕組み。しかし、訴えを起こしたユーザーらは「対人戦と偽って勝率操作のためのBotが導入されている」と主張している。VentureBeatが伝えている。

*AviaGames公式サイトより


AviaGamesは、カリフォルニアを拠点とする企業。同名の対戦ゲームサイト「AviaGames」を運営している。同サイトには、ビリヤードを使ったゲームやブラックジャックのほか、対戦パズル風の作品などが存在。それぞれの作品にて、プレイヤー同士が掛け金を設定し、勝利者が賞金を受け取れるような仕組みが導入されている。プレイヤーたちが、プレイスキルで競い合いお互いのお金を取り合う仕組みとなっているわけだ。

そんなAviaGamesについて「人間ではなくBotとユーザーを対戦させている」としてユーザーたちが訴えている。VentureBeatによれば、11月20日までに、テキサス州にて米国在住の2人の原告がAviaGamesを相手取りクラスアクションを提起。AviaGamesが不正利得行為(racketeering)および詐欺行為(fraud)をおこなっていたと主張しているとのこと。

同裁判資料では原告側により「AviaGamesはリアルユーザーがお金をかけあうスキルベースのトーナメントを構築するとしていたにもかかわらず、実際には嘘をつきBot相手に運任せの勝負をさせていた」といった内容が主張されているとのこと。そしてその根拠としては、別の対戦ゲームサイト「Skillz」による、AviaGamesを相手取った訴訟の資料が引用されている。

*AviaGames公式サイトより


というのも、AviaGamesは今回のユーザーによる提訴に先立ち、同様の対戦ゲームサイト「Skillz」および運営元Mountain Viewより訴えを起こされていた。Skillzより後発の競合相手であるAviaGamesが、Skillzが提供するゲームをコピーしたり、広告をそのまま盗用したりしているとの訴えだ。そのなかでSkillzは、AviaGamesの内部資料を入手したと主張。人間と不正に対戦させるためのBotが内部で運用されており、「guides(ガイド)」や「cucumbers(キュウリ)」といった符丁をつけて運用されていたと主張されていたのだ(VentureBeat)。Skillz側はAviaGamesについて「米国内においてAviaGamesが提供していた、すべての金銭のかかったゲームは、AviaGames側が儲かるようBotによって不正に勝率が操作されていた」と主張している。

今回のユーザーたちによるクラスアクションは、Skillzのそうした主張を発端としたものだろう。また、モバイルメインの対人戦ゲームにおいて「不正にBotが利用されている」ことを理由に訴訟が提起されること自体がやや珍しい。ユーザーがリアルマネーをかけるプラットフォームである点も、ユーザーたちの行動を後押ししたかもしれない。

なお、ユーザーたちとは別となるSkillzによる訴訟において、同サイトはBot利用行為の有無を確かめるための内部資料の提出をAviaGamesに求め裁判官によって受理されていた。また、AviaGamesと同社代理人弁護士の間のやりとりを提出する要求もされ、「犯罪不正に関する例外」として代理人弁護士の守秘義務特権の例外と見なされ、裁判官の受理を得たという。AviaGamesにとって旗色の悪い状況といえるわけだ。今後の展開も注目される。

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