離島怪事件ミステリー『マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年』12月2日発売へ。容疑者の一人として挑む、繰り返し起こる神隠し事件の謎

 

アニプレックスおよびファーレンハイト213(213℉)は10月10日、『マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年』を12月2日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は税込2200円。12月9日までの期間は、10%オフのローンチセールも予定されている。またSteamでは体験版も配信中だ。

『マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年』は、離島で繰り返し起こっている神隠し事件の謎に容疑者の一人として挑む、テキストアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、人口数百人にも満たない離島「式音島」。2004年8月、式音島では「式音島の神隠し」と呼ばれる怪事件が繰り返し起こっていた。本作の主人公である天沢樹は、2004年の夏に初めて式音島を訪れた15歳の少年である。天沢樹は、養母の実家で従兄弟たちと会い、穏やかな時を過ごしていたが、やがて事件が発生。自分の大切な人たちが関わっている「式音島の神隠し」の謎を解くことになる。閉鎖的な状況での事件と推理が描かれていく。


主人公の天沢樹は、マーダーミステリーをモチーフとした推理システムで、島で起こった事件の犯人探しに挑む。限られた時間の中で容疑者たちと会話。事件の手がかりを集めることで推理を進め、真相を暴くのだ。ただし本作では主人公も容疑者の一人であり、ほかの人物から疑われている。十分な信用が得られないままだと、自身が犯人扱いされてしまうこともあるという。

スクリーンショットを見る限りでは、本作では事件の調査中、容疑者たちから密談などによって証言を収集。容疑者たちにはそれぞれ5段階の信頼度が設定されているほか、推理後には犯人だと思う相手に投票を行うようだ。プレイヤーは、自身に投票が集まらないように、周囲からの信頼を得ることになるのだろう。マーダーミステリーをモチーフに、離島での事件と信用集めが展開される。


本作は、塩川洋介氏が代表取締役を務める国内のゲーム制作会社ファーレンハイト213が企画・開発している。同氏は『Fate/Grand Order』や『ディシディア ファイナルファンタジー』などに携わってきたクリエイター。本作ではプロデューサーを担当している。また本作では、マーダーミステリー「ランドルフ・ローレンスの追憶」を手がけた佐藤倫氏がシナリオを担当。制作陣としては、中尾彩子氏がディレクター、森山佑樹氏がキャラクターデザイン、渡部チェル氏が音楽制作を務めている。

マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年』はPC(Steam)向けに、通常価格は税込2200円で12月2日発売予定。12月9日23時59分までの期間は、ローンチ割引により税込1980円で購入できる。またSteamでは、10月10日より体験版が配信中となっている。