ドット絵MMORPG『Drakantos』正式発表。みんなでダンジョン攻略やボスバトル、PvPにハウジング要素もあり


デベロッパーWingeon Game Studiosは10月3日、『Drakantos』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、基本プレイ無料で配信予定。ゲームプレイトレーラーが公開されている。

『Drakantos』は、ドット絵を基調としたMMORPGだ。そのグラフィックは、キャラクター、フィールド、モンスターなど全てがドット絵のアニメーションで描かれている。本作の舞台となるのは、人間のほかドワーフやエルフ、獣人なども暮らしているファンタジーの世界だ。本作においてプレイヤーは、20人を超えるヒーローの中から操作するキャラクターを選び、この世界を冒険していくこととなる。ヒーローごとに、それぞれ異なった特徴や戦闘スタイルをもっているとされ、その容貌もさまざま。中にはオークや死神を彷彿とさせる姿をしたヒーローも見うけられる。これらのヒーローは、配信開始後もアップデートごとに順次追加されていくとのこと。選択したヒーローに応じて、挑戦するミッションやそこで明かされるストーリーも違ったものとなるのかもしれない。


本作の戦闘システムは、見下ろし視点でのアクションで進行。フィールド上を徘徊するモンスターの群れと、ソロまたは仲間とチームを組んで戦っていく。なかには毎回内容が変化するダンジョンも存在し、その奥にはボスとなるモンスターが待ち構えていることもあるようだ。キャラクター育成の面では、レベルやレア装備といった強化要素のほか、オーブやアーティファクトと呼ばれるアイテムを使用して、スキルをカスタマイズすることが可能。これにより、プレイヤーのカスタマイズ次第で、同じヒーローであっても幅広いプレイスタイルが楽しめるようだ。

また、MMORPGに欠かせないであろう、他プレイヤーとの交流要素としては、ギルドやマーケットといったシステムが存在し、ゲーム内で土地/家を所有できるハウジングの実装も予定されているとのこと。加えて、本作ではプレイヤー同士が戦闘するPvP要素も存在する。こちらは、プレイヤー間の公平性を保つため、あらかじめステータスが均等化される特殊な環境内において、純粋なプレイスキルや戦略を競うモードとなる模様。ランキングシステムのほか、定期的なトーナメント開催も予定されているようだ。


本作を手がけるのはブラジル・クリティバを拠点とするインディーデベロッパーWingeon Game Studiosだ。同デベロッパーにとっては、本作が初のタイトルとなる。プレスリリースの記述によれば、本作は名作RPG『クロノ・トリガー』や農場シム『Stardew Valley』といった作品にインスパイアされた作品だという。緻密に描かれたドット絵表現も、そうした作品から受けた影響のひとつなのだろう。

『Drakantos』は、PC(Steam)向けに基本プレイ無料で配信予定、現在開発中だ。