一人称視点不気味アクション『Twisted Tower』発表。愛する人を求め、狂った塔への挑戦ショーが開幕

 

パブリッシャーの3D Realmsは10月1日、『Twisted Tower』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Twisted Tower』はアクションアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となるのは、世界的な玩具メーカーが運営する奇妙な塔、The Twisted Towerだ。選ばれた挑戦者はこの塔を登り、見事登頂すれば1000万ドルの賞金が贈られる。また同社は挑戦者が塔を登る様子を生放送し、大人気のテレビ番組として親しまれているようだ。ある日、本作の主人公である18歳の少年Tinyはこの塔への挑戦権を得る。そして彼は恋するCharlotteへ求婚するために、登頂を目指すことになる。


本作のゲームプレイは一人称視点で展開し、プレイヤーは塔を登ることを目指していく。塔は一見陽気な外見をしているが、子供向けの見た目をした不気味な存在がいるようだ。塔にはピエロなどの姿をした、ゾンビのような敵たちが多数現れる。ショットガンやガトリングなどの銃を用いて彼らを退けよう。プレイ中に集めたお金を用いると武器の強化も可能となるようだ。また、塔にはパズルのように動く階段や鍵のかかったドアなどが存在。先に進むためには、探索して仕掛け解く必要がありそうだ。

Steamストアページによると、本作は『BioShock』シリーズに影響されているという。同シリーズは一人用キャンペーンをメインとするFPSであり、物語や演出を楽しむアドベンチャー要素の強い作品だ。『Twisted Tower』においても、そうしたテイストに倣いゲームが進行するにつれて塔の謎が明かされ、主人公に関するストーリーが語られるようだ。本作はアクションを楽しみつつ、没入感のある物語を味わえる作品となるだろう。また本作は、映画「Willy Wonka & the Chocolate Factory(夢のチョコレート工場)」に影響されているという。奇妙な塔・おもちゃという設定は、ここから着想を得ていそうだ。


本作を手がけるのはAtmos Gameだ。過去には2Dアクションアドベンチャー『Neversong』や『Pinstripe』をリリース。両作品ともSteamのユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得している。これまで物語要素の強い、高評価な2Dアクションを手がけてきたスタジオだ。一方、本作『Twisted Tower』では3DFPSへと一転する。これまで評価を受けてきた要素を活かしつつ、新たなゲームジャンルへと挑戦するかたちなのだろう。

『Twisted Tower』はPC(Steam)向けに発売予定だ。