ゾンビPvPvEサバイバル『NAKWON: LAST PARADISE』発表。“不死身ゾンビ”だらけの都市で物資争奪戦、『デイヴ・ザ・ダイバー』開発元が手がける

 

デベロッパーのMINTROCKETは9月27日、『NAKWON: LAST PARADISE』(以下、NAKWON)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2023年内にプレアルファテストの実施を予定している。

『NAKWON』は韓国を舞台にした、PvPvEゾンビ脱出サバイバルゲームだ。本作の舞台ではゾンビが世界中に蔓延り、もはや安全な場所はNAKWONという都市だけになってしまった。プレイヤーはそこで暮らす市民となり、都市のために貴重な資源を集めることになる。ゾンビだらけの街へ潜って資源を集め、無事に持ち帰るのだ。

本作では資源を集め、街からの無事な脱出を目指すことが主なゲームプレイとなる。街には危険なゾンビだけでなく、敵対する可能性がある他プレイヤーも存在している。彼らを上手く掻い潜るため、慎重に行動することが求められるだろう。また集めた資源を売ったり、ミッションをクリアしたりすることでお金を稼ぐことが可能。同時にこれらの行動によって、NAKWONへ貢献することができる。より貢献をおこなえばプレイヤーのCitizen Grade(市民等級)が上がり、恩恵を得られるという。


また本作のゾンビは非常に手ごわい存在だ。無制限に復活を繰り返し、完全に倒す方法がない。攻撃を与えることで一時的に無力化することが精一杯とのこと。さらに彼らは攻撃的であり、プレイヤーを発見すると追いかけてくるようだ。音を察知する能力ももっているため、大きい音を立ててしまうと複数のゾンビに襲われてしまうだろう。本作はなるべくゾンビに気づかれないように行動するという、ステルス要素が強めのゲームプレイとなりそうだ。トレイラーでは遠くで物音を立てることによって、ゾンビを遠ざけている様子も確認できる。

なお本作でプレイヤーは同国の首都であるソウルへと赴くことになる。ビルや路地が多く密集した都市であり、複雑なマップデザインとなるようだ。ゾンビや他プレイヤーから身を隠す際などに役立つだろう。また銃器系の資源はゾンビの大量発生を機に希少なものとなってしまったそうだ。このため本作での銃、特に弾丸は非常に高価だという。また市場に出回っている銃の種類もリボルバーとショットガンだけとのこと。トレイラーでも見られるように、プレイヤーは主にバットによる殴打などの手段でゾンビたちへ立ち向かうことになりそうだ。


本作を手がけるのは、NEXON傘下のゲームスタジオMINTROCKETだ。少数精鋭のメンバーで、ユニークで挑戦的な作品を創出することを目的に設立されたというスタジオだ。同スタジオは、2022年10月に海洋探索&寿司屋経営ゲーム『デイヴ・ザ・ダイバー』をリリース。同作は2023年7月に全世界売上本数が100万本を突破するなど、高い評価を獲得している(関連記事)。一方、本作『NAKWON』はスタジオの前作から大きく作風が変わる意欲作となりそうだ。親会社NEXONのオンラインゲーム開発・運営のノウハウも活かされるかたちかもしれない。

そして本作『NAKWON』の開発は2022年12月ごろに少数のメンバーで始められたとのこと。また現在の開発状況は初期段階にあるようだ。一方、本作のユニークな面白さを体験してもらうために、現在プレアルファテストの準備中にあるという。同プレイテストは2023年内に予定されており、詳細は近日中に伝えられるとのこと。続報に期待しておこう。

『NAKWON: LAST PARADISE』はPC(Steam)向けに発売予定だ。