デベロッパーのStudio Supersoftが開発し9月21日に配信開始された錬金術師ライフシム『Moonstone Island』が、多数のプレイヤーを集めており好調だ。本作はPC(Steam)向けに発売中。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Moonstone Island』は、空に浮かぶ島々を舞台にするライフシミュレーションゲームだ。「天空の城ラピュタ」や「魔女の宅急便」といったジブリ作品から影響を受けて開発されたという。本作にてプレイヤーは、村のしきたりに従いこの地に引っ越してきた人物となり、浮島で暮らしながら錬金術師としての修行をすることとなる。
本作の世界はオープンワールドとなっており、空には自動生成された100以上の島が存在する。プレイヤーは、ほうきに跨って飛んだりグライダーで滑空したりして冒険し、ここと決めた浮島に拠点となる家を建築。家は自分好みにカスタマイズ・デコレーションできるほか、庭に畑を作って作物や花を育てることも可能だ。そうした収穫物は、魔法のポーションの材料にしたり、精霊へのプレゼントにしたりできる。
島にはさまざまな精霊が暮らしており、仲良くなると一緒に行動するようになる。島では、アイテムを求めて遺跡やダンジョンなど危険な地域を探索することもあり、カードデッキを駆使した敵とのバトルも発生。その際に精霊も一緒に戦ってくれる。本作ではこのほか、島の住民たちと交流し関係性を深め、友達や恋人を作ったりといった要素も用意されている。
本作はSteamにて今年9月21日に配信開始され、ユーザーレビューでは現時点で85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。また同時接続プレイヤー数を見てみると、配信開始初日に早くも2000人を突破し、これまでのピーク時には約3500人に達している(SteamDB)。なかなか好調だといえるだろう。
レビューでは、本作は既存の人気作の要素を組み合わせて構成されているとし、『牧場物語』や『Stardew Valley』『ポケットモンスター』『Slay the Spire』などの作品を挙げる意見が多い。そうしたゲームプレイや、かわいいドット絵ビジュアルなどが好評を得ている。一方で、作り込み不足やバグの存在などもあって、野心的過ぎたのではないかとして不評を投じるユーザーもいるような状況だ。なお開発元によると、アップデートやパッチ配信によって本作の改善を続けていくとのことである。
『Moonstone Island』は、PC(Steam)向けに発売中。また、Nintendo Switch版のリリースも今後計画されている。