Twitchに「ブロックしたユーザーが配信を見られなくなる」新機能追加へ。配信から完全シャットアウト

 

Twitchの開発者は8月17日、「ユーザーブロック機能」やBan機能を9月から強化すること明かした。ブロックされたユーザーがそのストリーマーの配信を見られなくなる新機能のほか、Banにも同様の機能がオプションとして追加されるという。公式番組「Patch Notes E20」の中で明かされている。


Twitchには嫌がらせ行為への対処方法として、ミュート機能やユーザーのブロック機能が存在する。ブロック機能では、そのユーザーからのフォローを外すことが可能で、今後再フォローされなくなる。またそのユーザーからのウィスパー(チャットにおける個別メッセージ)が届かなくなったり、チャンネルをサブスクライブされなくなったりといった処置がおこなわれる。

そのほかチャットからの追放(Ban)機能も存在。こちらは無期限の発言禁止措置とされている。ストリーマー側がそのユーザーを追放している限り、ユーザーはそのストリーマーのチャンネルでチャットを利用できなくなる。ただし、ブロック機能・Ban機能いずれも配信の視聴そのものを拒否することはできなかった。

このたびTwitchの公式番組「Patch Notes」に同社のシニアプロダクトマネージャーを務めるTrevor Fisher氏が出演。同氏により、来月9月に実装予定のBan機能の新オプションやブロックに組み込まれる新機能が紹介された。まず同氏は、Ban機能の新オプションを紹介。設定にてオンにすることで、ストリーマーまたはモデレーターにBanされたユーザーが、そのチャンネルの配信を見られなくなるという。配信を視聴中にBanされたユーザーに対しても、配信の視聴を中断させて今後の配信を見られなくすることができるそうだ。

Image Credit: Patch Notes E20 on Twitch


さらに9月には、ブロックにも同様の機能が組み込まれるそうだ。こちらについては設定でオン・オフを切り替えることはできず、常に有効となる機能だという。Fisher氏はこうした機能はユーザーの要望を受けて実装されることを説明。番組の司会を務めるコミュニティマーケティングマネージャーのRay Apollo氏も、長らくユーザーから要望されていた機能だと言及し、Fisher氏に実装に対する感謝を述べている。

Twitchではストリーマーに対する嫌がらせ行為の対象方法がさまざまに用意されていたものの、基本的にはチャットから追放する機能が主体となっていた。そのため悪質なユーザーをチャットから締め出すことはできても、配信を見続けられる点を懸念するストリーマーやモデレーターも多かったのだろう。ブロック機能の強化、およびBan機能への新設定の追加はFisher氏いわく9月に実装されるとのことなので、公式発表や続報に期待したい。


なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。