『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』9月7日基本プレイ無料で配信開始へ。『FF7』と関連作品の内容を章立てで描くRPG

スクウェア・エニックスは8月10日、『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS(ファイナルファンタジーVII エバークライシス)』を9月7日に配信すると発表した。本作は『FF7』コンピレーションシリーズを章立てで配信する基本プレイ無料のRPGだ。

スクウェア・エニックスは8月10日、『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS(ファイナルファンタジーVII エバークライシス)』(以下、FF7 エバークライシス)を9月7日に配信すると発表した。対応プラットフォームはiOS/Androidで、基本プレイ無料(アイテム課金型)にて提供される。


『FF7 エバークライシス』は、『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)と同作のコンピレーションシリーズを章立てで配信するRPGだ。オリジナルの『FF7』は、1997年にPlayStation向けに発売されたRPG。舞台になるのは、魔晄エネルギーによって栄える都市ミッドガルと、魔晄エネルギーを利用する企業「神羅カンパニー」が存在する星。主人公クラウドは、魔晄の吸い上げに反対する環境派テロ組織「アバランチ」と協力し、魔晄炉の破壊作戦に参加。神羅カンパニーを相手に立ち回るうちに、星の命運を賭けた戦いに巻き込まれていく。

『FF7』を元にしたリメイクシリーズも展開されており、『ファイナルファンタジーVII リメイク』が発売中。2024年初頭にその続編となる『ファイナルファンタジーVII リバース』が発売予定となっている。

一方『FF7』のコンピレーションシリーズは、同作の前日譚や後日談などを描いた関連作品群を指す。『FF7 エバークライシス』にはそのうち少なくとも4作品(後述)の内容が収録予定だ。『FF7 エバークライシス』ではオリジナルのビジュアルをベースに、戦闘シーンなどでは『ファイナルファンタジーVII リメイク』風のリアルなグラフィックも交えつつ、章立て配信で『FF7』の世界が描かれていくそうだ。

・「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」(映像作品)
・『ビフォア クライシス -ファイナルファンタジーVII』(携帯電話向け作品)
・『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』
・『ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-』

このたび本作の配信日が9月7日になることが明かされた。事前登録受付も開始されており、公式サイトにて登録可能だ。また昨年実施されたクローズドベータテスト(CBT)の結果レポートも公開。CBTでは不具合や未調整の部分のフィードバックと共に、多くのユーザーから「プレイしたい」といった評価を寄せられていたそうだ。今後は正式サービス開始までフィードバックを反映した開発が進められていくとのことだ。なおCBTのお礼として、正式リリース時にはグレン専用武器「★5 アポロジインヘル」が配布される。

『FF7 エバークライシス』は2021年に発表されたタイトルだ。昨年のCBTを経て開発が進められ、このたび正式サービス開始の目途が立ったかたち。本作で描かれるストーリーには、過去の携帯電話向け作品やPS2向け『ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-』など、プレイが困難な作品の内容も含まれる見込みだ。来年初頭の『ファイナルファンタジーVII リバース』の発売を前に、『FF7』関連作品の世界観を余すところなく振り返れる機会となるかもしれない。

FINAL FANTASY VII EVER CRISIS(ファイナルファンタジーVII エバークライシス)』はiOS/Android向けに9月7日配信予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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