“蘇り病”と戦う人々のゲーム『ヒラヒラヒヒル』体験版6月30日より配信へ。架空大正時代、蘇るも腐りゆく人々と男たちのドラマ

 

アニプレックスのノベルゲームブランドANIPLEX.EXEは6月26日、『ヒラヒラヒヒル』の体験版を6月30日より配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム本編は今年発売予定。

『ヒラヒラヒヒル』は、架空の大正時代を舞台とするノベルゲームだ。本作の世界では、「死んだ人間が蘇る」という事例が古来より多発している。蘇った人間たちは、知性・記憶・認識力が衰え、肉体も腐敗していく性質をもっていた。そうした者たちは、「ひひる」「クサレ」などと呼ばれ崇拝や忌避の対象に。やがて医療の発達と共に、蘇りとその後のプロセスは「風爛症」と名付けられた。


医学博士の加鳥は、国内で風爛症を取り巻く環境・制度を諸外国並に改善するため調査に取り組んでいた。本作では、その調査に参加する青年医師・千種正光と、風爛症と関わりのなかった学生・天間武雄ふたりの主人公の目線から、風爛症と戦う人々の物語が描かれる。


本作で企画・シナリオを担当するのは瀬戸口廉也氏。瀬戸口氏は過去に『CARNIVAL』『SWAN SONG』『キラ☆キラ』などを手がけ、直近では『BLACK SHEEP TOWN』に携わった。本作でも同氏によって、丁寧かつ重厚な人間模様が描かれるだろう。

キャラクターデザインは『ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ』などで知られる禅之助氏が担当。音楽は『アカイイト』などで数多くのゲームミュージックを手がけてきたMANYO氏が手がける。『BLACK SHEEP TOWN』と同じく、UIデザインは長岡建蔵氏、プログラム開発はデベロッパーのBA-KUが担当する。間もなく体験版にて、こうした開発陣による作品の一端が味わえることになる。

『ヒラヒラヒヒル』体験版は6月30日、PC(Steam)向けに配信開始予定。ゲーム本編は、今年発売予定だ。