『ペルソナ5 タクティカ』正式発表、11月17日に発売へ。シミュレーションRPGとして描かれる、心の怪盗団の革命劇

 

アトラスおよびセガは6月12日、『ペルソナ5 タクティカ(Persona 5 Tactica)』を2023年11月17日に発売すると正式発表した。公式サイトによると、対応プラットフォームは、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Windows)。通常価格は税込7920円で、Xbox Game Passにも対応予定となっている。なお本情報は、ゲームイベント「Xbox Games Showcase」内で発表されたものだ。

『ペルソナ5 タクティカ』は、『ペルソナ5』をベースとしたシミュレーションRPGである。オリジナルの『ペルソナ5』は、2016年にPlayStation 3/PlayStation 4向けに発売された、ジュブナイルRPGだ。同作の舞台は、歪んだ心の生み出す異世界パレスの存在する東京。主人公はある事件をきっかけに都内の高校へ転入した、高校2年生の少年である。同作で主人公は、パレスに迷い込んだことをきっかけにペルソナ能力に覚醒。腐った大人たちを改心させるため、仲間たちと心の怪盗団として暗躍していく。高校生としての青春と、都会を騒がす怪盗として活動が描かれている。また『ペルソナ5』では、本編の内容に3学期を含めて新要素を追加した『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のほか、『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』といったスピンオフ作品も発売されてきた。

本作『ペルソナ5 タクティカ』では、そんな『ペルソナ5』の世界をベースに、心の怪盗団の新たな戦いが繰り広げられる。本作では卒業式を間近に控えた雪の降る日、心の怪盗団のメンバーたちはルブランに集っていた。そんな中、大きな揺れと共に店内に異変が発生。怪しい光を放つルブランの扉の先へ進むと、そこには異世界が広がっていた。心の怪盗団は、異世界で謎の武装集団や革命家エルと遭遇。少女エルの提案した取引に乗ることとなり、心の怪盗団は新たな戦いへ身を投じていくようだ。トレイラー内では、心の怪盗団のメンバーたちがデフォルメされた姿で登場。主人公が四角いマスで構成されたフィールド上を移動し、スキルを選択して敵に攻撃を仕掛けるシーンなどが確認できる。

システム面では、敵をダウンさせるともう一度行動できる1MOREや、ダウンした敵を3人で囲むと総攻撃「TRIANGLE」が発生するという。システムの詳細は不明ながら、『ペルソナ5』のバトルの要素が取り入れられているようだ。公式サイトでは、 心の怪盗団とエルの中から、3人パーティーを編成することも明らかになっている。また本作では追加エピソードも同時発売。追加エピソードにおいては、メインストーリーでは語られないあのキャラクターも登場するという。新たなジャンルで『ペルソナ5』の世界が描かれていくのだろう。

ペルソナ5 タクティカ』は通常価格税込7920円で、2023年11月17日に発売予定。記事執筆時点では、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Windows)およびXbox Game Passへの対応が明らかとなっている。