ASUSの携帯型PCゲーム機「ROG Ally」国内発表。上位モデルは6月14日発売、価格は10万9800円


ASUS JAPANは5月29日、携帯型PCゲーム機「ROG Ally」を日本向けに正式発表した。「AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサー搭載モデル(RC71L-Z1E512)」と「AMD Ryzen Z1プロセッサー搭載モデル(RC71L-Z1512)」の2モデルで展開される。

上位モデルにあたる「AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサー搭載モデル」は6月14日発売予定で、価格は10万9800円。6月2日より予約受付が開始される。そして下位モデルの「AMD Ryzen Z1プロセッサー搭載モデル」は今年夏以降に発売・予約開始予定で、価格は8万9800円だ(共に税込)。

「ROG Ally」は、OSにWindows 11を採用した携帯型PCゲーム機だ。APU以外のスペックは両モデル共通。本体には7インチのタッチ操作対応グレア液晶(1980×1080/120Hz)が搭載され、そのディスプレイを挟み込むようなかたちで左右にコントローラー部が配置。ボタン類はXboxコントローラー準拠のレイアウトとなり、背面にはキー割り当て可能なボタンも2つ用意される。サイズは280×111.38×21.22〜32.43mmで、重量は約608gである。

心臓部にはAMDのZen4/RDNA3アーキテクチャ採用プロセッサーが採用され、上位モデルにはRyzen Z1 Extremeプロセッサーが搭載。下位モデルにはRyzen Z1プロセッサーが搭載される。このほか、共通の仕様としてメインメモリはLPDDR5-6400 16GB、ストレージはSSD 512GB(PCI Express 4.0 ×4接続)を搭載。外付けGPUであるROG XG Mobileの接続ポートも備える。


本製品には、専用設計のユーティリティソフトウェア「Armoury Crate SE」がプリインストールされる。機能のひとつとしてはゲームライブラリがあり、ユーザーがSteamやEpic Gamesストアなどで保有しているPCゲームを一元管理し、複数のランチャーを使い分けることなくゲームを起動可能。コマンドセンターでは、パフォーマンスモードの変更や、リアルタイムのモニタリングデータの表示、FPSリミッターの設定などをおこなえる。また、背面ボタンを含む各ボタンの機能割り当ても、同ソフトウェアを利用することになる。このほか製品の詳細は公式サイトを確認してほしい。

「ROG Ally」は、上位モデル「AMD Ryzen Z1 Extremeプロセッサー搭載モデル」が6月14日発売予定。6月2日よりASUS Storeなどで予約受付が開始される。そして下位モデル「AMD Ryzen Z1プロセッサー搭載モデル」は今年夏以降に発売・予約開始予定だ。購入者にはXbox Games Pass Ultimateの3か月間無料使用権がプレゼントされる。