『Apex Legends』シーズン17発表会情報まとめ。新レジェンドは武器3つ持ち可能、“携帯型ジャンプタワー”などいろいろお披露目

 

『Apex Legends』では5月10日より新シーズン「アーセナル」が開幕する。第17シーズンとなるアーセナルでは、新レジェンド「バリスティック」や新アイテムの追加、ワールズエッジの変更などがおこなわれる予定だ。シーズン開幕に先がけて弊誌は、Electronic Artsから同シーズンのメディア向け発表会に招待していただいた。本稿では発表会で明かされた内容にもとづき、バリスティックの能力や新アイテム、マップの変化などを紹介していく。

アーセナルでは新レジェンド「バリスティック」が登場する。ストーリー上のApexゲームの前身であるサンダードームゲーム時代のヒーローだった古強者だ。しかし彼はゲーム中の事故で義兄弟を死なせてしまったことに強い責任を感じて、競技を離れていた。それから40年後、Apexゲームに参加させられそうになった息子の代わりになるべく舞台に返り咲くことを決意。老いてなお健在なその実力で、Apexゲームを大いに盛り上げてくれるだろう。

ゲーム内でのバリスティックは、自分や味方を強化し、敵に行動制限をかけながら、自身は3つの武器を活用して戦う戦闘に特化したスキルをもつ。

パッシブアビリティ「Sling」は第3の武器を保有できるという能力。いつでも切り替えて使用できる一方で、後述のアルティメットアビリティ時を除きアタッチメントの装着は不可となっている。アタッチメントは装着できないものの、3つ目の武器を所持できることで、ほかのレジェンドに比べて対応できる戦闘距離が広がることだろう。

戦術アビリティ「Whistler」は敵をロックオンして追尾する弾丸を放ち、命中した敵の武器をオーバーヒートさせられる。敵は武器のオーバーヒート時にいくらかダメージを受け、ダメージリアクションで行動も少し阻害されるようだ。外れた場合でも、レヴナントの戦術アビリティのように一定時間着弾地点に残るので、敵の動けるエリアを制限することもできるだろう。うまく使えば戦えなくなった敵を一方的に撃破することもできそうだ。

アルティメットアビリティ「Tempest」は自身や味方を強化するパルスを放つ。銃弾が無限になり、リロード速度や武器出し中の移動速度の強化が30秒間ほど続く。効果時間中は自身のパッシブアビリティのSlingによる3つ目の武器も強化され、ゴールド武器と同じ状態になるそうだ。敵の弾を避けたり、逃げる敵を追撃したりと、シンプルながら攻防一体の非常に強力なスキルになっている。


また新シーズンでは、新たに「EVAC Tower」と呼ばれるサバイバルアイテムが登場する。これは持ち運び可能なジャンプタワーのようなアイテムだ。使用するとその場所に展開され、誰でも使用可能なジャンプタワーとして機能する。チーム構成や現在地に依存せず、大きく移動できる便利なアイテムだといえる。一方で、展開には時間がかかり、攻撃で破壊されることもあるという弱点は存在する。ヴァルキリーのアルティメットと似た役割を持つが、ヴァルキリーは即座に発動できる上、アイテム枠も圧迫しない点で差別化されているといえよう。


ワールズエッジにも変更が加えられる。自然の回復がテーマになっており、荒涼としていたこれまでの雰囲気から一変、青空が広がる爽やかさを取り戻した。これまで溶岩が流れていた場所も移動できるようになるとのことだ。建設途中だった建物が完成するなど、各エリアに変更が加えられている。特にラバシティーには高層ビルが建てられるなど、より複雑な地形になり、奥深い戦闘が楽しめるようになりそうだ。

また、フラグメントに新たなエリア「Monument」が登場する。同エリアにはサンダードームゲーム時代からAPEXゲームの未来まで、ゲームの世界の歴史を展示する博物館「Apex Game Musium」も配置。エリア内には複数の建造物が存在するほか、地下にも空間があるとのことだ。もともと激戦区だったフラグメントに、新たな戦場が用意されることとなる。

博物館には、イースターエッグ(隠し要素)も多く用意されているとのこと。レジェンドたちが自分自身の展示を訪れた際に、特別なセリフを発するなどの仕掛けもほどこされているようだ。また館内のギフトショップにも秘密が隠れているとのこと。戦闘だけでなく、探索も楽しめるエリアになっていることだろう。


ほかにも多くの変更が予定されている。コミュニケーションの円滑化のため、ピンの内容を一新。通常時は「この場所を避けよう」「敵の音が聞こえた」といったピン、ダウン時には「助けて」「今は起こさないで」といったピンなどを新たに使えるようになる。ボイスチャット/テキストチャットを使わない人でも、より密な連携をとれるようになりそうだ。

また、武器マスタリーという機能が追加され、個別の武器ごとにどれだけダメージを与えたかなどが記録されるようになる。遠距離武器でスコープを使わず狙撃を成功させるなど、武器ごとに特有のチャレンジも用意されているようだ。武器を使い込んでいけば、その武器のスキンなども手に入るとのことだ。

そのほか、射撃訓練場も拡張される。射撃練習場にはシーズン16でダミーが動くようになるなどの変更が入ったが、シーズン17では新たにダミーが撃ち返してくるように設定できるそうだ。難易度も調整できるので、実力にあった使い方ができるという。加えて、屋内戦や遮蔽の多い入り組んだ野外戦など、さまざまなシチュエーションを想定した建造物が追加されるとのこと。新たなダミー設定の追加などにより、ひとりでも友人とでもより本格的な練習をおこなえるようになるだろう。


新たなレジェンドやアイテムが登場し、ワールズエッジが新たな装いでよみがえる『Apex Legends』シーズン17「アーセナル」は5月10日開幕予定だ。