ホラー伝奇ADV『リスト118』PC向けに2023年春頃リリースへ。少年たちが巻き込まれる、夜の学校での惨劇

 

トライシスは4月26日、『リスト118』を2023年春頃に発売すると改めて告知した。対応プラットフォームはPC(DLsite)。4月26日には、本作の公式サイトも公開されている。


『リスト118』は、夜の高校で少年たちが惨劇に巻き込まれる、ホラー伝奇アドベンチャーゲームである。本作の舞台は六間堂高校という学校。同校の裏山には、「なんでも願いが叶う」お社があるのだという。主人公のツナグは、内気な性格で、学校に行かず引きこもっている少年だ。ツナグはある夜、双子の兄であるヨルに連れられて、願いの叶うお社を目指していた。ツナグが学校へ行けるように願うためである。しかし、2人が六間堂高校の校舎を通り抜けようとした瞬間、ヨルの姿がこつ然と消え、ツナグは1人校舎に取り残されてしまう。廊下に響く何かを引きずる音。どこかから聞こえる誰かの悲鳴。ナマエを訪ねてくるナニカ。夜の六間堂高校に閉じ込められたツナグは、心を引き裂く惨劇に巻き込まれていく。


本作については、登場人物が明かされている。本作には眉目秀麗なサキや、根暗なひねくれもののカンなど9名以上の少年が登場。主人公のツナグは堀江瞬さん、双子の兄ヨルは遠藤淳さんが声を務めるなど、登場人物には声優陣によるボイスも用意されており、全編フルボイスで闇夜の高校での物語が繰り広げるようだ。また校舎内のロケーションとしては、教室/実習室/昇降口/自動販売機のある一角などが存在している。ツナグは校舎内を巡り、ほかの少年とも遭遇していくのだろう。公式サイトではゲームの概要やキャラクターが紹介されているほか、前日譚コミックも公開されているそうだ。

本作『リスト118』は、元は漫画家・イラストレーターの烏間ル氏個人により制作が進められていたホラーゲーム企画である。2016年より個人制作のフリーゲームとして企画がスタート。しかしその後、同氏には漫画の執筆やイラストの制作などもあり、ゲーム制作はなかなか進まなかったという。制作が長期化する中、2021年に株式会社トライシスとの共同制作が決定。クラウドファンディングを経て、制作が進められてきた。また本作は販売をトライシス、開発をオルジェスタが担当。烏間ル氏は原作および監修を務めている。

『リスト118』は、2023年春頃にPC(DLsite)にてリリース予定。公式サイトでは、前日譚コミックやゲーム概要、キャラクター紹介などが公開されている。またCi-en内の記載によれば、本作の予価は2500円となっている。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。