スクエニ新社長・桐生隆司氏、強烈な『FF14』愛を見せつける。自前のコラボギターを担ぎながら『FF14』を宇宙一にするとぶちあげる

 

スクウェア・エニックスは3月31日、『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)の新情報を発表する生放送「第76回プロデューサーレターLIVE」を配信した。本放送では『FF14』の最新メジャーパッチ6.4が5月下旬にリリースされることが発表されたほか、パッチ6.4で実装予定の項目が紹介された。冒頭では現スクウェア・エニックス代表取締役社長である松田洋祐氏が登場。先日発表された異動(関連記事)に触れ、退任の挨拶を述べた。また、新社長に就任する桐生隆司氏も登場し、『FF14』愛を述べた。

*開始は37分50秒ごろから

放送内で桐生氏は、ギターを持って登場。このギターは2021年10月にアメリカの楽器メーカー・フェンダーの創立75周年を記念して開発された『FF14』特別限定モデルのエレキギターで、桐生氏の「私物」なのだという。ファンフェスで一目惚れし、9か月待ちで自分で手に入れたとのこと。吉田直樹氏は、「次期社長なのに頼んでこなかったのが偉い」と褒めていた。放送で同席していた松田氏は、桐生氏に社長の後任を託す理由として「フェンダーのギターを買ってしまうようなこだわりやしつこさを持つところ」を挙げており、桐生氏の情熱的な側面が垣間見えた。

初手から『FF14』への愛を見せつけながら登場したとおり、『FF14』プレイヤーでもある桐生氏。実は奥様が「ガチ勢」で、最初のうちはヒーラーである彼女に手を引かれるようにしてプレイしていたのだそうだ。放送内ではプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏に「奥様とのプレイ中のエピソードを聞かせてほしい」と話題を振られ、「装備や料理をレベルごとに作ってもらった」など夫婦で仲睦まじくプレイしている様子を語っていた。現在は自力でもプレイしたいという思いから2キャラクター目を作成し、ソロでのプレイに勤しんでいるという。

桐生氏は今後の目標として、 「『FF14』を宇宙一のゲームにする」「ゲームが大好きなので、スクエニがみなさんが喜ぶようなゲームをたくさんリリースする会社にしたい」と語っていた。また、2018年に北米で開催された「FINAL FANTASY XIV Fan Festival 2018 in Las Vegas」にて松田氏が青魔道士のコスプレをしていたことを踏まえ、「松田さんの青魔道士に負けないコスプレをしたい」という希望も述べていた。最後に桐生氏は「宇宙一を目指し、5000万、6000万の登録者数を目指してほしい」と締めくくって退出。生放送はアップデート内容の紹介に移っていった。

二人の新旧代表取締役社長の異動日は現時点では未定で、スクウェア・エニックスについては5月の、スクウェア・エニックス・ホールディングスについては6月の定時株主総会およびその後の取締役会を経て決定される見込みである。生放送において、現在の代表取締役社長である松田氏は「もう思い残すことはない」と話していた。吉田氏も「2024年の東京ドームファンフェス(リアルイベント)で花道を作って盛大に送り出すつもり」と明かしており、代表取締役社長の交代は華やかに執りおこなわれることとなりそうだ。

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