サイコロデッキ構築型ローグライク『Tamarak Trail』発表。サイコロにアビリティを組み込み、出目を発動させてバトル


パブリッシャーのVersus Evilは3月2日、Yarrow Gamesが手がけるデッキ構築型ローグライクゲーム『Tamarak Trail』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今年第2四半期に配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Tamarak Trail』は、デッキ構築にサイコロを使うローグライクゲームだ。本作の世界は、謎の存在によって腐敗が広がっており、プレイヤーは秘密結社Sturgeon Lodgeの一員として、その原因を突き止めるべくモンスター潜む森へと足を踏み入れる。主人公は探偵・魔法使い・追跡者から選択でき、それぞれがもつスキルなどにより異なるプレイスタイルになるとのこと。

本作にてプレイヤーは、プレイするたびに自動生成されるマップにてルートを選びながら進み、ターン制バトルやイベントなどをこなしていく。バトルにおいては、デッキに組み込んだアビリティを発動させて戦う。アビリティには、指定ダメージ量の攻撃や、防御力アップ、あるいは敵にかけたデバフの持続時間を延ばしたり、特定の状態の敵への攻撃力がアップしたりなどがある。

そして、そうした保有アビリティを組み込むデッキが、サイコロとして表現されていることが本作の特徴だ。サイコロの6面それぞれに任意のアビリティを割り当てておき、バトルにてそのサイコロを振る。その出目が、そのターンで使用できるアビリティになるわけだ。どのような攻撃や防御、バフ・デバフ効果などを利用できるかはランダムということだろう。



アビリティを組み込んだサイコロは複数作成でき、バトルにおいてはその出目の組み合わせによって強力なコンボが発生することもあるという。特定のコンボを狙って、アビリティを各サイコロに配置するという工夫も重要になるのかもしれない。本作にはこのほか、秘密結社の拠点をアップグレードさせる要素も用意される。こちらの詳細は不明だが、恒久的な強化に繋がる要素となる可能性がありそうだ。

本作の開発元Yarrow Gamesは、2021年に設立されたばかりのインディースタジオで、この『Tamarak Trail』が初めて手がける作品になるという。開発にあたっては、『Slay the Spire』や『Dicey Dungeons』『Peglin』といった作品からゲームメカニクス面での影響を受けつつ、ビジュアル面においては1920年代に活躍したカナダの風景画家集団Group of Sevenの作品を参考にしているとのこと。

『Tamarak Trail』は、PC(Steam)向けに今年第2四半期に配信予定だ。