一人称視点ホラー『Layers of Fear』6月にリリースへ。タイトルは『Layers of Fears』から『Layers of Fear』に変更


デベロッパーのBloober Teamは2月19日、現在開発中のサイケデリック・ホラーゲーム『Layers of Fear』を、今年6月にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。また、本作のタイトルを『Layers of Fears』から『Layers of Fear』へと変更したことも明らかにしている。

『Layers of Fear』は、一人称視点を採用するサイケデリック・ホラーゲームだ。2016年に発売された同名の『Layers of Fear』およびそのDLC「Layers of Fear: Inheritance」、そして2019年発売の続編『Layers of Fear 2』をもとに、新たなストーリーやゲームプレイと共に再構築される作品だという。開発にはUnreal Engine 5が用いられ、その機能などを活かし没入感を高める。

本作では、創作への執念に取り憑かれた芸術家の物語が明らかになり、時には思わぬ方法でその真実を知ることになるとのこと。心を病んだ画家を主人公とするシリーズ1作目の設定を思い出させるが、本作においてはプロットはさらに広がるという。また、今回公開されたトレイラーに登場する灯台も舞台のひとつとなり、プレイヤーはシリーズ作全体に結びつく、これまで語られることのなかった物語を解き明かすことになる。

さらに、主人公の芸術家の妻としてプレイする、新たなストーリーチャプター「The Final Note」も収録される予定となっている。以下に掲載するのが、昨年8月に公開されたその紹介トレイラー。最後に灯台の明かりが映し出され、今回のトレイラーに繋がるような演出となっている。

そして本稿冒頭で触れたように、今回の発表に合わせて本作のタイトルが『Layers of Fears』から『Layers of Fear』に変更された。「Fears」の「s」が取れて、シリーズ1作目とまったく同じタイトルになったかたちだ。

開発元Bloober Teamによると、本作がシリーズの過去作をベースにした新作であることを強調するために、「s」を追加したタイトルを当初採用したのだという。ただ、元々のタイトルを好むファンからのフィードバックを得て、シリーズのルーツに立ち戻るべく変更したとのこと。なおこのタイトル変更を受けて、Steamなどではシリーズ1作目の方は『Layers of Fear(2016)』と表記されるようになっている。

Layers of Fear』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに6月配信予定だ。日本語表示にも対応する。