『Apex Legends』新武器ネメシスは強いのか?新シーズンの詳細をいろいろ確認した先行プレイレポ

『Apex Legends』では日本時間2月15日よりシーズン16「大狂宴(REVELRY)」が開幕する。本稿では先行プレイの内容に基づき、新シーズンのさまざまな要素を紹介していく。

現地時間2月14日、『Apex Legends』ではシーズン16「大狂宴(REVELRY)」が開幕する。通例どおりであれば、日本時間では2月15日となる見込み。新シーズンでは、新モードのチームデスマッチのほか、さまざまな要素が実装される予定だ。弊誌はElectronic Artsから先行プレイに招待いただき、一足先にそうした要素を確認してきた。本稿では、テストプレイの内容をお伝えしていきたい。

まずは新武器であるネメシスについて。先行プレイで筆者がネメシスを試射した手応えとして、かなり強力な武器に仕上がっている印象であった。腰撃ちは弾がばらけるため難しいものの、ADS状態では集弾率が高く、リコイル制御も容易だった。射撃入力長押しで撃ち続けられるため、指切り(連続入力)のタイミングをはかる必要がなく、その点でも扱いやすい武器といえる。弾速もはやく、中遠距離戦では特に輝きそうだ。そのほか先行プレイで確認できたネメシスの仕様は以下のとおり:

  • 胴撃ち1発17ダメージ(4発で68ダメージ)
  • ヘッドショット1発27ダメージ(4発で108ダメージ)
  • 手足へは1発13ダメージ(4発で52ダメージ)
  • チャージは最後に発射してから約5秒で減少開始


つづいてチームデスマッチについて。チームデスマッチはシーズン16から実装される新モードだ。6対6のチーム戦で、30キル先取で1セット獲得、2セット先取で勝利となる。コントロールなどのモードと同様に、武器は提示されるいくつかのロードアウトから選択する方式だ。キルされてしまってもすぐにリスポーンできるため、気軽に撃ち合いを楽しむことができるだろう。

先行プレイにて確認できたマップは、ハビタット、パーティークラッシャー、スカルタウンの3つ。まずハビタットは屋外型のマップだ。岩や木が各所に配置されているものの開けた場所が多く、中遠距離の戦闘が主軸となりそうだ。一方で小さな沢のような場所もあり、身を隠して敵の近くまで移動し、不意討ちの近距離戦を仕掛けることも可能だろう。

パーティークラッシャーは複数の墜落した飛行船が存在するマップだ。離れた船をたがいに陣取り、遠距離戦がよく発生する印象であった。一方で、船の内部での接近戦になることも多々ある。さまざまな交戦距離・地形に対応できる、器用な立ち回りが求められるだろう。

最後のスカルタウンは、かつてキングスキャニオンに存在した人気エリアだ。TDMにおいての本マップは、3つの中で最難関マップだと感じた。単純にマップが広く、どこから敵が来るか分かりにくい。その上、建物の内部、巨大化石の影、砂丘の稜線や廃ビルの屋上など、とにかく隠れる場所が多い。どこから狙われるかわからない中で、有利なポジションを確保しつつ、敵をいなす必要がある。バトルロイヤルでのスカルタウンともひと味違う立ち回りが必要かもしれない。

全マップで共通して重要なのは、敵味方の位置把握だろう。試合開始時に各チームはマップ両端から出撃するが、キルされた後のリスポーン位置は固定ではない。味方の近くにリスポーンしやすいなどの傾向はあるようだが、戦況によっては孤立した状態で再出撃になることもあった。マップを見て、いかに敵が少なそうな場所を通り味方と合流するかが鍵といえそうだ。なお個人的なおすすめ武器は、新登場のネメシスだ。中遠距離に強いため、有利ポジションの防衛や、有利ポジションに陣取る敵を追い出したいときに有用だろう。


またチームデスマッチでは、レジェンドは機動力の高い面々がおすすめだ。特にスカルタウンでは、高所を取りやすいヴァルキリー、ホライゾン、パスファインダーなどは強力。オクタンやレイスも有利な位置取りをしやすく撃ち合いも強い印象であった。敵の位置把握が容易な、ブラッドハウンドやシアも使いやすいだろう。反対に、強みを発揮しづらいワットソンやライフライン、クリプトなどはチームデスマッチでの運用が難しいレジェンドになりそうだ。

なお新シーズンでは射撃練習場にもアップデートが実施される。最後に先行プレイで確認できた射撃練習場の仕様を紹介しよう:

  • 移動する的の速度を4段階で変更できる(しゃがみ歩き~ジップライン移動)
  • ダミーを左右に移動させられるようになり、移動速度も遅い/早い/ランダムに変更可能
  • 定期的にしゃがむように設定することもできる
  • ダミーのシールドレベルを変更可能
  • バックに弾薬が入っていなくてもリロードができるように設定可能
  • 弾道を可視化させ、集弾率やショットガンの散らばり方などを確認できる
  • 撃った弾数、命中率、ダメージ量、ヘッドショット率などを即座に確認できるインジゲーターの追加

さまざまな変更が実施される『Apex Legends』シーズン16。リリース5年目を迎えた本作にて展開する、新たな戦いの到来を楽しみにしておこう。なお本シーズンのパッチノートが先ほど公開されている。気になる人はあわせて確認しておくといいだろう(関連記事)。

『Apex Legends』シーズン16は日本時間2月15日開幕予定。チームデスマッチは同シーズン開幕に合わせて実装予定だ。

Masayuki Kusano
Masayuki Kusano

ゲームの可能性を広げたい人。雑食ゲーマーで、特にカード/テーブルゲームとMoba、レトロゲームが好物。

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