ダイナー運営ホラー『While We Wait Here』発表。世界の終末が近づくレストランで、人生最期のおもてなし
デベロッパーのBad Vices Gamesは2月8日、レストラン運営ホラーゲーム『While We Wait Here』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの記載によれば、本作は日本語でのプレイに対応する予定だ。
『While We Wait Here』は、一人称視点のレストラン運営アドベンチャーゲーム。山岳地帯のふもとに位置する、小さなダイナーがゲームの舞台だ。主人公の仕事は、このダイナーを訪れる客に食事を提供すること。注文を受けてハンバーガーを作り、ポテトを揚げて、パンケーキをひっくり返す。しかしある日、そんな平凡な日常を覆すようなニュースが入ってきた。壊滅的な災害が発生したというのだ。
すぐそこまで脅威が迫っているにも関わらず、ダイナーを訪れる客たちの反応はさまざまだ。自身が抱える悩みに気を取られて事態を軽視している者もいれば、自分がしてきたことへの罰として災害を受け入れようとしている者もいるようだ。世界の終わりが近づく中、主人公は客たちの話に耳を傾ける。彼らに食事を提供し、彼らの人生の選択を手助けするのだ。客を避難させるか、最期の瞬間をダイナーで迎えさせるか。判断はプレイヤーに委ねられている。なお公式説明によれば、本作にはマルチエンディングが採用されているとのことだ。
本作の開発を手がけるのは、イタリアのゲームスタジオBad Vices Games。クライムホラー経営シム『Ravenous Devils』など、複数のタイトルをリリースした実績がある。『Ravenous Devils』は記事執筆時点で、Steamレビュー5201件中93%が好意的なレビューという「非常に好評」ステータスを獲得。一定の評価を得たかたちだ。
同スタジオによれば、『While We Wait Here』は世界の終焉において、複雑な人間心理に取り組むゲームになるという。なおストアページでは、本作は「サイコホラー」ジャンルに該当するとの記述がある。どのようなホラー要素が含まれるのかは明かされておらず、今後の続報も気になるところだ。
『While We Wait Here』は、PC(Steam)向けに発売予定。Epic Games ストアおよび各種コンソール向けにも展開を検討しているとのこと。