バンダイナムコスタジオ、『鉄拳7』のアップデートなどをアリカに業務を委託。格ゲー界の老舗と深めにタッグ

 

バンダイナムコスタジオは2月6日、3D対戦格闘ゲーム『鉄拳』シリーズにおいて、株式会社アリカに開発業務を委託することに合意したと発表した。同日アリカからも同様の発表がおこなわれており、今後両社は、双方の技術的な知見を活用して同シリーズを開発していくとのこと。

アリカは、『ストリートファイターII』や『ファイナルファイト』の生みの親として知られる西谷亮氏が代表取締役を務める開発会社。『ストリートファイターEX』シリーズや『ファイティングEXレイヤー』などの格闘ゲームをはじめ多数の開発実績がある。最近では『TETRIS 99』や『スーパーマリオブラザーズ 35』を手がけたことでも知られる。また『鉄拳』シリーズにおいては、『鉄拳3D プライムエディション』の開発に参加していた。

*2月6日に開催されたTEKKEN World Tour 2022 Global Finals DAY2のステージにて、鉄拳プロジェクトのエグゼクティブディレクター原田勝弘氏がアリカへの業務委託について言及(10時間58分45秒辺りから)

今回発表された委託業務の内容は、『鉄拳7』のアップデート作業と、『鉄拳8』の一部業務の委託になるという。『鉄拳7』のアップデート作業に関しては、ゲームバランス項目はバンダイナムコスタジオが担当し、ソフトウェアの改良や不具合の修正、ネット対戦の操作性向上等のアップデート作業をアリカが担当することになる。

そしてシリーズ最新作である『鉄拳8』については、アリカはネット対戦アルゴリズムやゲームレスポンスに関するノウハウをもっているとし、同作のユーザー体験を向上させる制作業務を委託するとのこと。

『鉄拳7』は、PC(Steam)/PS4/Xbox One向けに販売中だ。そして『鉄拳8』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中で、発売時期は未定。『鉄拳8』に関しては、3月31日から開催される格闘ゲームイベントEVO Japan 2023を皮切りに、大会エントリー者を対象としたクローズドアルファテストが開始される。



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