ドワーフ採掘協力FPS『Deep Rock Galactic』発売5年目にして“1年で売上約230万本”記録。爆増し続ける売上

 

デベロッパーのGhost Ship Gamesは1月11日、『Deep Rock Galactic』の売上やゲーム内のさまざまな統計データを公開した。データによると本作は発売から5年目となる2023年に、過去最高の売上を記録したという。

『Deep Rock Galactic』は、最大4人協力プレイに対応する採掘FPSだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5、そして海外Xbox One/Xbox Series X|S。本作でプレイヤーは採鉱会社に務めるドワーフ社員となり、銀河系内でもっとも重要かつ危険だとされる惑星にある鉱山の採掘に挑む。プレイヤーキャラには、攻撃能力に優れた「ガンナー」、暗い洞窟を照らす照明ツールなどを持つ「スカウト」、道を切り拓く掘削能力の高い「ドリラー」、そしてサポートタレットなどを扱える「エンジニア」の4つのクラスから選択できる。

本作はSteamユーザーレビューにて約14万件のレビューを集め、そのうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。ハチャメチャで荒々しいゲームプレイや、連携してミッションを達成する快感などが評価を受けている。

そんな本作のSteam公式ニュースにて、売上を含むさまざまな統計データが公開された。データには2018年から2022年までの売上が列挙されており、2022年は過去最高の売上を記録していることが確認できる。


本作はPC(Steam)向けに2018年に早期アクセス配信として発売。同年の販売本数は約50万本であった。2020年には対応プラットフォームにXbox Oneを加え、正式リリース。同年には売上を大きく伸ばし、約120万本を記録。対応プラットフォームを拡大して正式リリースとなったことで売上は目覚ましい飛躍を見せたわけだ。さらに2021年1月には、発売後の累計売上が200万本を記録していたことが報告された。また同年11月には累計売上が300万本を突破したことが発表。快進撃を見せていた。

そして昨年2022年に入って、その勢いはさらに強まった。2021年の売上約138万本から約100万本を上乗せし、昨年は約234万本を売り上げた。発売から5年目を迎えて、すさまじい勢いをキープしているわけだ。累計販売本数は550万本以上に及ぶという。

なお昨年1月に本作は、PS4/PS5向けにも発売。続く9月にはXbox Series X|S向けにも発売された。対応プラットフォームの拡大は、売上に大きく貢献したと思われる。またゲームプレイの魅力や大型アップデートの配信も、引き続き本作の人気を高めているのだろう。

ちなみに本作PS4/PS5版は発売と同時にPS Plusのフリープレイとしても提供された。データによると、こちらのダウンロード本数は約950万本となったそうだ。フリープレイで数多くのプレイヤーに親しまれたことも、さらなる知名度向上をもたらしたのかもしれない。

なお今回のデータはユーザーの要望を受けて作成されたものだという。2021年1月にも同様のデータが公開されており、新たなデータを要望する声が多かったそうだ。そして前回のデータと同じく、ゲーム内の統計情報も盛り込まれている。プレイヤーの死因をはじめ、さまざまなデータが公開。死因については前回と同様に、落下死・グリフィッドグラントによる攻撃・フレンドリーファイアによる死がトップ3を占める結果となった。


そのほか死亡回数の累計では約2億8000万回のプレイヤーが死亡した一方で、味方の蘇生は約2億2600万回を記録したという。ハチャメチャなゲームプレイからフレンドリーファイアは多発するものの、各々で助け合いを見せるドワーフたちのプレイスタイルが垣間見える結果だろう。開発元はプレイヤーたちに賛辞を送っている。

なお開発元Ghost Ship Gamesは、早期アクセス配信開始前に「最終的に20万本に届くくらい」との売上予測を立てていたという。結果的にはそうした見積をはるかに超える成功を見せたわけだ。いずれにせよ、『Deep Rock Galactic』の勢いは発売から5年目を迎えても衰えるどころか増すばかりといえる。昨年11月にはシーズン3が開幕した本作。今後のさらなる展開に注目していきたい。

『Deep Rock Galactic』はPC(Steam)/PS4/PS5、そして海外Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中。