寿司職人VS海の幸の亡霊の弾幕ローグライクアクション『Sue Shi Survival』Steamで発売へ。“雑魚”敵を上手にさばけるか

 

インディーゲーム開発チームのClock Out Gamesは9月17日、弾幕ローグライクアクション『Sue Shi Survival』のSteamストアページを公開した。Steamで2022年内の発売を予定している。

『Sue Shi Survival』は寿司職人が魚類の亡霊を退治するローグライクアクションゲーム。職人としてあまたの魚の命を奪ってきた主人公のもとに、ある日悪魔が現れ、死んだ魚たちの魂をよみがえらせてしまう。復讐に燃える海の幸たちは、群れを成して主人公のもとへと殺到し、寿司屋は混沌に包まれる。寿司ネタとの因縁の戦いを制し、寿司屋の平和を取り戻すことはできるのか。

本作はタイトルからわかる通り、『Vampire Survivors』のフォロワー作品にあたる。プレイヤーは四方八方から近づいてくる魚の猛攻をしのぎながら、攻撃をおこなうことになる。1ステージ10分のウェーブに耐えると、次のフロアに移り、最下層にいるボスを倒せばクリアである。ゲームプレイとしては敵をひたすら撃退し続けることになるのだが、敵のバリエーションが豊富。魚の亡霊としては、一般的な魚介類はもちろんのこと、クジラ・タコといった海産物や、クラゲ・サメなども登場している。『Vampire Survivors』フォロワーよろしく、アイテムやアビリティの選択が肝となりそうだ。


主人公は魚を殺すことで経験値を得てレベルを上げていく。レベルアップして新しいアビリティを解放したり、ステータスを底上げしたりすれば、より効率よく敵を屠れるようになるわけだ。アビリティは75種類以上が用意される予定とのこと。さらに魚たちのウロコを集めることで、新しい武器をアンロックしたり、サウンドトラックを入手したりできるようである。映像を見る限り武器の種類もなかなか豊富なようで、薄刃包丁に手裏剣、扇子、日本刀といった変わり種まで用意されている。というか全部変わり種である。さまざまな武器を駆使して戦うことになりそうだ。さらには永続的なバフである「パーク」や難易度を引き上げる「呪い」なども存在するという。これらすべてを組み合わせて戦闘をおこなうことになるだろう。

一方で本作ではどうやら攻撃が自動発動ではないようだ。映像では、キャラクターがそれぞれ適切なタイミングで攻撃を繰り出している。またローリングを駆使することで敵の攻撃を回避できるようだ。本作の舞台がどこかは不明だが、寿司や武器以外にも気や忍者、味噌汁など“和風”の意匠が多く登場するようである。そのあたりにも注目したいところ。


開発元は北アメリカを拠点に活動している二人組のゲームスタジオClock Out Games。過去には西部開拓時代を舞台にひたすらWASDキーを入力して生き物を倒すクリッカーゲーム『Fastest Hands In The WASD』などをリリースしていた。一見ゆるめの設定だが、レベルアップの繰り返しによるキャラクタービルドが好評で、Steamレビューでは好意的な意見が数多く寄せられている。今回リリースされる本作も、その系譜を継ぐものだと言えるだろう。期待がかかる。

『Sue Shi Survival』はSteamで2022年内の発売を予定している。本作を遊ぶことで海の幸への感謝を深めてほしい。