音声推理ADV『Unheard』日本語吹替版が2023年発売へ。音を頼りに真実を解き明かす、アコースティック探偵の事件簿

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パブリッシャーの505 Gamesは9月16日、『Unheard』日本語吹替版を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Swtichで、2023年発売予定となっている。なお本情報は、情報番組「505 Games 新作タイトルショーケース TGS2022」内で発表されたものだ。

『Unheard』は、アコースティック探偵となって音声を頼りに真実を解き明かす、音声推理アドベンチャーゲームだ。ゲームを開始すると、主人公には俯瞰視点の事件現場マップと、音声ファイルの再生UIが映されたタブレットが渡される。プレイヤーは、タブレット端末を操作。何らかの事件が起こった建物内で「音を聞くポイント」を移動させながら、事件当時の音声ファイルを再生していく。場所によって再生される音が変化するので、事件当時その周辺で流れていた音に耳を傾けることで、事件の犯人を突き止めるわけだ。イメージとしては、まるで幽霊の如くマップをさまよい、時間を戻したり進めたりしながら、音の手がかりを掴んでいくようなゲームプレイとなる。

ただし本作では、最初は音声ファイルに登場する人物の名前や外見すらわからない。容疑者リストに名前は記載されているが、本作では視覚情報が限定的で、声と人物の同定ができていないのだ。そこで、まずは各人物の会話を聞いて、名前と声とを推理により紐づけ。時間と共に現場周辺を移動する容疑者たちの会話を追い、何度もファイルを最初から再生し、事件の真相へと迫る。過去の現場を綿密に聴取することで、犯人の正体を導いていく。


本作を開発したのは、中国のゲームスタジオNEXT Studiosだ。過去作としては、命を刈り取る死神パズルゲーム『Death Coming』や、ローグライクRPG『Crown Trick』など、2017年以降多数のゲームをリリースしてきた。

本作『Unheard』は、そんなNEXT Studiosから2019年3月にPC(Steam)向けにリリースされた作品である。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2万3000件以上の内96%以上の好評を得てステータス「圧倒的に好評」を獲得。意欲的なコンセプトや音を頼りに解き明かすゲームプレイなどが評価されているようだ。一方で、本作は音声が重要な作品であるが、言語は英語/中国語にのみ対応しており、日本のプレイヤーにとっては手を出しづらい作品となっていた。日本語吹替版の発売により、本作が日本のプレイヤーにとっても遊びやすくなるわけだ。


『Unheard』日本語吹替版は、PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch向けに2023年発売予定。

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