東方二次創作対戦『幻想のヴァルキューレ』Steamにて10月23日早期アクセス開始へ。少女たちの高速で華麗な3D弾幕ごっこ


弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは9月14日、『幻想のヴァルキューレ Valkyrie of Phantasm』の早期アクセス配信を10月23日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、Steamのストアページも公開されている。

『幻想のヴァルキューレ Valkyrie of Phantasm』は、博麗霊夢や霧雨魔理沙が激しい弾幕勝負を繰り広げる、「東方Project」の二次創作空戦対戦アクションゲームだ。本作の幻想郷には、ある時卵形の隕石が飛来した。隕石は、小さな光の粒となり四方へ飛散。やがて、幻想郷に住む力ある者たちの元へたどり着いたのだという。幻想郷の巫女、博麗霊夢の元にも隕石の欠片は届く。彼女の元へ届いた光の粒は、鎧のような形状へと変化。霊夢が鎧を身につけると、普段よりも素早く空を飛べるようになっていた。幻想郷には、ほかにも「ヴァルキューレアームズ」と呼ばれる新しい力を手にした者がいる。博麗霊夢は、ヴァルキューレアームズを身にまとった少女たちと弾幕ごっこを繰り広げながら、異変の目的と原因を調査することになる。


本作では博麗霊夢を含め、ヴァルキューレアームズを手にした少女たちが、高速で激しい弾幕勝負を繰り広げる。相手の繰り出す弾幕を交わしながら、4種類の基本ショットやスペル、アビリティなどを駆使して敵へ攻撃。華麗な弾幕とハイペースなアクションによって戦いが展開されていく。

早期アクセス配信開始時点では、博麗霊夢/霧雨魔理沙/魂魄妖夢/パチュリー・ノーレッジの4人がプレイアブルキャラクターとして使用できる。ゲームモードとしては、5ステージで構成されたストーリーモードや、1対1での対戦が可能。CPUとの対戦以外に、オンライン対戦がテスト実装されている。またバトルで使用するスペルやアビリティは選択可能。キャラクターごとに5種類用意されたスペルや、キャラクターを強化するアビリティによって、性能がカスタマイズできる。


本作を開発しているのは、ずっき氏による国内のゲーム制作サークル領域ZEROだ。過去作としては、『東方スカイアリーナ』シリーズや『マジカルバトルアリーナ』シリーズなど、二次創作の3D対戦アクションゲームを開発してきた。本作『幻想のヴァルキューレ Valkyrie of Phantasm』では、従来の作品と大まかなジャンルは同じであるものの、グラフィックやバトルのスピード感などが向上しているようだ。

プレスリリースによると、本作の完成度は現在30%ほどだという。早期アクセス配信後、フルリリースへ向けて順次アップデートが実施予定。具体的な内容としては、プレイアブルキャラクターが4人追加されるほか、2対2の4人対戦ステージの実装。各キャラクター3種類のスペル、アビリティ20種類以上、ストーリーモードのステージ大幅追加などが予定されている。

また領域ZEROからは、コミックマーケットや博麗神社例大祭のイベント会場にて、『幻想のヴァルキューレPrelude』がPC向けに頒布されてきた。pixivFANBOX内の記事によれば、『幻想のヴァルキューレPrelude』は定期的な無償アップデートにより完成形を目指すバージョンだという。Steamにて配信予定の早期アクセス版と近いコンテンツが提供されているのだろう。


幻想のヴァルキューレ Valkyrie of Phantasm』は、PC(Steam)にて10月23日に早期アクセス配信開始予定だ。また本作は、9月15日より開催される東京ゲームショウ2022にデモ版が出展予定。遊んだプレイヤーには、オリジナルクリアファイルがプレゼントされる。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。