Steam向けミツバチRTS『Bee Craft』発表、9月上旬配信へ。ミツバチたちを働かせて巣を拡張、スズメバチの襲撃には熱殺蜂球で反撃だ


デベロッパーのUltimate.Gamesは8月24日、リアルタイム戦略ゲーム『Bee Craft』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今年9月上旬に配信予定。なお以下のトレイラーは英語版だが、ゲーム内は日本語表示に対応する。

『Bee Craft』は、ミツバチのサバイバルをテーマにしたリアルタイム戦略ゲームだ。プレイヤーは、新人女王ミツバチとミツバチたちを導き、ステージごとに設定された日数を生き延びることを目指す。ステージによっては最大365日のサバイバルとなり、見た目はかわいいものの、ハードで硬派な作品だそうだ。

ステージ内には、プレイヤーの拠点となるミツバチの巣のほか、花の咲いているエリアが点在。花蜜が取れる場所を見つけ、ミツバチに拠点と外界を往復させて花蜜を集めることで、仲間を増やすことができる。巣の中に女王バチが卵を産み付けて、ミツバチへと徐々に成長させることになるようだ。また、六角形のグリッドで表現された巣は、自由な形に拡張していくことができる。


ミツバチの天敵であるスズメバチが、本作における敵だ。スズメバチは、キイロスズメバチやモンスズメバチ、オオスズメバチなど複数の種類が存在し、種類によって脅威レベルが異なる。そうしたスズメバチは、定期的にミツバチの巣を襲ってくる。プレイヤーはミツバチに拠点の周辺を定期的に偵察させ、敵の襲来に備えることが求められる。

いざスズメバチが襲ってきたら、ミツバチたちを戦わせることになる。ミツバチは単体では弱いが、集団でスズメバチを取り囲むことで対抗可能。スズメバチを集団で包み込むことで中の温度が上昇し、ダメージを与えることができるのだ。これは実際のミツバチもおこなう、熱殺蜂球という戦い方。スズメバチには、体力ゲージに加え体温らしき表示も確認でき、60℃まで上昇すると体力が減少していくようだ。

なお、こうしたバトルはターン制ではなく、リアルタイムで進行する。そのほかのゲームプレイも同様で、本作ではミツバチたちを常に動かしながら、仲間を増やし拠点を拡張。そしてスズメバチの襲撃に耐えて、ステージ指定の日数を生き延びよう。


本作を手がけるUltimate.Gamesは、右京雅生氏が代表取締役を務めるゲーム開発会社ルネサンス愛知株式会社のゲームブランドだ。右京氏は、ゲームデザイナーおよびプログラマーとして、トレジャーにて『幽☆遊☆白書 魔強統一戦』や『ガーディアンヒーローズ』『シルエットミラージュ』などの開発に携わった経歴をもつ。そして2004年に同社を退社後、ルネサンス愛知株式会社の前身となる有限会社リリースユニバーサルネットワークを設立した。Ultimate.Gamesにおいて右京氏はエグゼクティブプロデューサーを務めており、『Bee Craft』が第1作目として発表された格好だ。

『Bee Craft』は、PC(Steam)向けに9月上旬配信予定。ローンチ後も、より良いゲームデザインとするための微調整やシステムの追加、新たなステージの追加をおこなっていく予定とのことである。