先史時代入植シム『Sapiens』Steamにて早期アクセス配信開始。原始人たちに知恵をもたらし、いちから文明を築く

 

デベロッパーのMajic Jungleは7月27日、入植シミュレーションゲーム『Sapiens』の早期アクセス配信を、PC(Steam)向けに開始した。価格は2570円で、8月3日までは10%オフの2313円で購入可能。

『Sapiens』は、先史時代の世界で独自の文明を築く入植シミュレーションゲームだ。マップは自動生成され、何千ものパターンの広大な土地から選択してゲームを始める。選んだエリアによって、気候や存在する資源、あるいは待ち受ける困難などが異なるという。そしてプレイヤーは、人々を導いて未開の地を開拓していく。

資源の収集や作物の栽培、建築、狩り、料理など、あらゆる行動は住民に指示をしておこなわせる。最初は5〜10人程度から開始し、ひとりひとりに役割を与えて、徐々にコミュニティを発展させていくわけだ。最終的には100人まで住民を抱えることができるとのこと。プレイヤーは、そうした住民たちに衣食住を提供し、幸福度を高く維持するよう注意しなければならない。


住民は遠征に出すこともでき、まだ見ぬ土地を探索するなかで、新たな資源を発見することがある。資源を集める拠点や輸送網を構築し、自らの街へと供給しよう。新たな資源の発見は、新たな技術の獲得にも繋がる。クラフトできるものが増え、より高度なツールを利用可能になる。

また、たとえばマンモス狩りのために旅をさせることもできるという。大物を仕留めることができれば、住民たちが生きていくうえで大きな助けとなる。ただし、危険な旅には犠牲を伴う可能性もあるとのこと。

このほか建築については、丸太や板材、石材など個別のパーツを組み合わせておこなう。また、土地の形状を変えることもできるそうで、自由度の高いシステムが採用されている模様。建築した建物は、住居のほか食料や資源の保管庫としても利用できる。


本作の早期アクセス配信におけるロードマップによると、まずはコンテンツ面の拡充をおこなうようだ。さらなる建築用パーツや調理道具のほか、布を織る要素や服の劣化、飢餓要素、病人の看護、高温下で劣化する資源などの実装が予定されている。コントローラー操作への対応も含まれる。

そして次なる段階としては、マルチプレイへの対応が挙げられている。各プレイヤーがそれぞれの部族を率いるかたちとなり、部族同士が交流できる要素も実装予定。部族間の対立も考慮され、戦闘のための近接武器も用意される。また、さらなる建築用アイテムや製錬要素なども計画されている。

その後には、VRへの対応と新たなモブキャラクターの追加がおこなわれる。モブキャラには危険な動物や家畜などが含まれ、動物を飼う要素の導入も検討されている。また、バグ修正やコンテンツの追加、Mod対応の改善は継続的におこなわれるとのことだ。


本作の開発元Majic Jungleは、インディー開発者のDave Frampton氏の個人スタジオである。同氏は20年近くのキャリアをもつベテラン開発者であり、これまでには一部で2D版『マインクラフト』とも呼ばれている『The Blockheads』や、ヘリコプターゲーム『Chopper』シリーズなどのモバイルゲームを手がけている。そして新作である『Sapiens』は、同氏にとって初めてのPC向けタイトルになるそうだ。本作においては、数年間を予定する早期アクセス配信を通じて、そのポテンシャルを引き出したいとしている。

『Sapiens』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。


国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。