『モンスターハンターライズ:サンブレイク』メル・ゼナをさっそく3分台で葬り去る猛者たち。新技の活用、逆恨みと相性良好な新スキルも

 

先週6月30日に発売したばかりの『モンスターハンターライズ:サンブレイク』。本作のメインモンスターを、早くも3分台で狩る熟練ハンターたちが続々と現れているようだ。なお、本稿には装備紹介においてネタバレが含まれるため、留意されたい。


『モンスターハンターライズ:サンブレイク』では、新たなアクションとして疾替えが登場。あらかじめ2種類の入れ替え技および鉄蟲糸技を設定し、疾替えの書【蒼】・【朱】の2セットとして登録。それらを狩りの最中に切り替えできるようになった。また今作では、メインモンスターとしては爵銀龍メル・ゼナが参戦。新状態異常である劫血やられを伴う攻撃や、瞬間移動ともいえる素早い攻撃が強力な古龍種モンスターだ。

そして、このメル・ゼナをさっそく3分台で葬り去る猛者たちが、次々と動画を投稿しているのである。メル・ゼナは体験版でも登場していたため、立ち回りの研究が進んでいたことも関係しているのだろう。本稿では、それらのメル・ゼナ3分台狩猟動画について紹介していく。

ライトボウガン

装備には、弾導強化/散弾・拡散矢強化/装填速度/反動軽減などの散弾ボウガンならではのスキルが採用。さらに、体力に赤ゲージがある場合に攻撃力が増大する逆恨みや、新スキルである伏魔響命を発動させている。伏魔響命は、疾替えの書の色に応じて属性値・状態異常蓄積値または攻撃力・気絶威力が上昇するスキルだ。なお、動画では攻撃力が上昇する、疾替えの書【蒼】が一貫して使用されている。一方、本スキルでは、とある理由からスリップダメージを受けてしまうのだが、この効果が逆恨みと相性良好。体力が自動的に赤ゲージとなることで、逆恨みの恩恵を受け続けることができるのだ。

入れ替え技・鉄蟲糸技には、ステップ回避/リロード/適正射撃法/反撃竜弾/鉄蟲糸滑走のセットを使用。適正射撃法は、後述のデメリットと引き換えに弾の威力が1.3倍になるという新入れ替え技。デメリットとしては、射撃の適正距離が狭まり、発射時の反動が大きくなる。もともと近距離で運用され、反動の影響も比較的小さい散弾を用いて、これらの短所が補われているわけだ。距離を詰める際には、鉄蟲糸滑走が活用されている。また、新鉄蟲糸技である反撃竜弾を使って、咆哮や攻撃を巧みに回避している点にも注目したい。

大剣

装備スキルには攻撃/見切り/超会心/弱点特効/翔蟲使い/風圧耐性などが採用。今まで多くの大剣プレイヤーに採用されてきた集中スキルがない点に注目したい。この理由は、後述の立ち回りにある。

入れ替え技・鉄蟲糸技には、タックル/真・溜め斬り/溜め斬り連携/威糸呵成の構え/強化納刀のセットを使用。立ち回りにおいては、新鉄蟲糸技である威糸呵成の構えがフル活用されている。威糸呵成の構えは、攻撃または溜め斬り中にカウンター状態に派生するという技だ。なお、溜め斬り派生のカウンター状態からは、真・溜め斬りに派生可能。そして、この真・溜め斬りではあっという間に最大まで溜め終わる。集中スキルが採用されていないのは、このためだ。動画では、小タル爆弾を自ら置いて無理やりカウンター真・溜め斬りに派生するというテクニックも垣間見える。そうした工夫も織り交ぜつつ、真・溜め斬りを連発するというシンプルかつ強力な運用がなされている。

チャージアックス

動画で使用されているチャージアックスは強属性ビン。装備スキルは、ガード性能/攻めの守勢/高速変形/砲弾装填といったチャージアックス特有の構成だ。くわえて、連撃/龍属性攻撃強化/弱点特効などの火力アップスキルも採用。伏魔響命と逆恨みのセットも採用されており、動画では、同スキルによって属性値が上昇する、疾替えの書【朱】が一貫して使用されている。

入れ替え技・鉄蟲糸技には、反撃重視変形斬り/高圧属性斬り/ビン追撃【撃針】/カウンターフルチャージ/形態変化前進のセットが使用されている。立ち回りにおいては、ガードポイントおよび鉄蟲糸技であるカウンターフルチャージが巧みに活用。的確に超高出力属性解放斬りを叩き込み続けている。

太刀

https://www.youtube.com/watch?v=nJJsF_gdPjU

公式パッチノートによると、今作からは居合抜刀気刃斬りの威力やオーラ段階ごとの物理補正値などがダウンした太刀。しかし、上の動画ではそうした向かい風をものともせず、新鉄蟲糸技を駆使して3分前半のタイムを叩き出している。装備スキルでは攻撃/超会心/弱点特効/翔蟲使い/風圧耐性などにくわえて、龍属性強化が採用されている。また、伏魔響命と逆恨みのセットも採用。こちらの動画では伏魔響命によって攻撃力が上昇する、疾替えの書【蒼】が一貫して使用されている。

入れ替え技・鉄蟲糸技には、抜刀二連斬り/気刃無双斬り連携/特殊納刀連携/飛翔蹴り/円月のセットを使用。立ち回りにおいては、特殊納刀からの敵の攻撃にあわせた居合抜刀気刃斬りがメインとなるようだ。隙をついて気刃無双斬りや、飛翔蹴りからの気刃兜割を繰り出し、大ダメージを叩きこんでいる。居合による敵の攻撃の受け流し時間は非常にシビアだが、それを一切感じさせないほど鮮やかな手際である。さらに注目すべきは、新鉄蟲糸技である円月だ。円月では鉄蟲糸で囲われた範囲を形成。範囲内では練気ゲージが時間経過で減らない状態となり、カウンター攻撃を当てることで追撃が発生する。円月の範囲内でうまく戦いつづけることで、さらなる火力の底上げを狙っているわけだ。

ヘビィボウガン

最後に紹介するのはヘビィボウガンの動画だ。この動画での装備スキルには弾導強化/散弾・拡散矢強化/装填速度/反動軽減などの散弾ボウガンの基本スキルにくわえ、伏魔響命と逆恨みのセットも採用。こちらの動画では伏魔響命によって攻撃力が上昇する、疾替えの書【蒼】が一貫して使用されている。また、ヘビィボウガンの足回りを改善するためか、回避距離UPもLv 2も採用されている。

入れ替え技・鉄蟲糸技には、タックル/機関・狙撃竜弾/溜め撃ち/カウンターショット/自在鉄蟲糸滑走のセットを使用。立ち回りとしては、開戦時にすぐさま徹甲榴弾を頭へ撃ち込み、メル・ゼナを気絶に追い込む。そして、その後は回避ステップを挟みつつ、頭を狙ってひたすら散弾を撃ちつづけるのみ。ヘビィボウガンの圧倒的な火力を押し付ける運用となるようだ。シンプルながら、動き回るモンスターの頭を狙うのは非常に難しい。動画ではそれをいとも簡単に当て続け、3分8秒と圧巻のタイムを叩き出していた。

以上が、メル・ゼナ3分台狩猟の動画の紹介となる。発売されて1週間足らずの『モンスターハンターライズ:サンブレイク』。熟練のハンターたちは今作の新要素を活用し、さっそくタイムアタックに応用しはじめているようだ。今後も、猛者たちの手によってメル・ゼナ狩猟のタイムは更新されていくことだろう。