リアル志向FPS『Squad』が売上300万本突破。仲間と連携して作る戦場が、プレイヤーを虜にする

 

デベロッパーのOffworld Industriesは7月1日 、『Squad』の売上が300万本を超えたと発表した。 独自の魅力が数多くのプレイヤーを呼び込んでいるようだ。


『Squad』は、マルチプレイヤーFPSだ。最大50対50のチーム戦で、拠点(フラッグ)の確保などを目指して戦う。プレイヤーは最大9人の部隊を組むことが可能で、勝利のためには部隊内での連携も必要だ。ゲーム内ボイスチャット機能が搭載されており、これも連携に重要な要素となる。また、さまざまな兵科が用意され、多彩なビークルも登場する。プレイヤーたちによる陣地構築や兵站の要素などもあり。リアル志向かつバリエーション豊かな戦闘体験を味わえるタイトルだ。

本作は当初2015年配信の早期アクセスから始まり、正式リリースに至ったのは2020年のこと。その間、精力的なアップデートを重ね、大規模な拡張が続けられてきた。正式リリース後もアップデートは続いており、数か月に1度のペースでさまざまな要素が追加されている。

そして、先日配信された大型アップデートv3.0では、アメリカ海兵隊陣営および、ビークルなどが追加。本アップデートの目玉とされるのは、水陸両用車両の追加による戦闘の変化だ。部隊は沖合の船から出発し、浮航能力をもつ車両にて上陸作戦を敢行。最初のフラッグを占領するまでは、沿岸部に陸上車両のスポーンポイントが解放されない。現実さながらの上陸戦が展開されるわけだ。


同アップデートでは、車両に対する波・浮力・水の抵抗といった物理演算も徹底されているという。ほかにも、兵士たちが胸まで水に浸かった場合に、銃を頭上に持ち上げるモーションまで追加。こうしたこだわりからは、リアル志向なFPSとしての持ち味を忠実に守ろうとする開発姿勢がうかがえる。

ユーザーのニーズを汲み取りつつ、意欲的な新要素が追加されてきた本作。Steamユーザーレビューにおいては、記事執筆現在で8万233件中90%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。レビューの中には1000時間単位の圧倒的なプレイ時間を誇るユーザーも散見される。長年磨き上げられてきた魅力に、心を奪われたプレイヤーも多いのだろう 。今回達成された300万本という売上数は、着実にプレイヤー数を増やしてきた結果といえる。


『Squad』はPC(Steam)向けに発売中。Steamサマーセールの対象にもなっており、33%オフとなる3450円で販売されている。