タイムトラベルアドベンチャー『Old Skies』発表。旅行会社代理店として、時間旅行者の不正と目的達成を監視する旅


デベロッパーのWadjet Eye Gamesは6月2日、アドベンチャーゲーム『Old Skies』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、配信日は未定。

『Old Skies』は、ポイント&クリック形式のゲームプレイを採用するアドベンチャーゲームだ。主人公は、“タイムエージェント”という仕事に就いているFia Quinn。本作の世界ではタイムトラベルが可能となっており、彼女は代理店ChronoZenのために働いている。旅行者が、タイムトラベルにおけるルールに違反しないよう、旅に同行する仕事だ。また、旅行者はタイムトラベルのためにかなりの大金を支払っている。代金に見合う満足いく旅にすることも、タイムエージェントの役割だという。

本作にてFiaは、あわせて7人の時間旅行者に同行する。たとえば、禁酒法施行時のスピークイージー(酒密売所)や、金ぴか時代のギャング組織、あるいは同時多発テロ事件が起こる直前の2001年9月11日の朝などが行き先となる。いずれもニューヨークが舞台だ。旅行者らは、単なる興味でその時代を見てみたいという者もいれば、何か明確な目的をもっている者もいる。過去だけでなく、近未来が行き先になることもあるようだ。


トレイラーのナレーションでは、特定の人物にもう一度会いたいという者や、父親の身に起こったことの真実を知りたいという者、あるいは過去にしでかした過ちを正す必要があるという者や、自身が犯した罪をなかったことにしたいという者などが登場。主人公のFiaは、そうした目的を達成できるよう手助けすることを約束する。

本作のゲームプレイについてはまだ多くは明かされていないが、いくつものパズル要素に挑戦することになるという。パズルを解くためには、時間的思考をもつことが重要とも。また、トレイラーでもみられるように、状況次第ではFiaが撃たれるなどして死んでしまうこともある。もっとも、タイムトラベラーである彼女は、同じ場面を何度でもやり直すことが可能。その後は、撃たれる可能性があるシーンであることを認識し、会話の内容が変化することもあるようだ。


本作を手がけるWadjet Eye Gamesは、Steamにて「圧倒的に好評」を得たアドベンチャーゲーム『Unavowed』の開発元として知られる。どこかクラシックな印象も受ける、作り込まれたキャラクターのアニメーションが魅力。本作のグラフィックは、『Unavowed』と比べて3倍の高解像度(1080p)で制作されているという。またフルボイスにも対応し、同スタジオ作品としては最大のキャスト数になるそうだ。

『Old Skies』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに開発中。配信日は未定である。