『Apex Legends』最新アップデートで、虚空中のキャッスルウォールによるスタンが修正。ローバのテレポート不可バグなどは依然残る


Respawn Entertainmentは5月24日、『Apex Legends』に向けて最新アップデートを配信した。パッチノートの発表されていない小規模アップデートながら、いくつかのバグが修正された。一方で、依然として修正されていない深刻な不具合も、ユーザーにより報告されている。
 

 
『Apex Legends』シーズン13「救世主」から参戦した新レジェンドであるニューキャッスル。彼のアルティメットアビリティであるキャッスルウォールは、任意の位置または味方をターゲットに跳躍し、遮蔽物を展開するという能力だ。展開時には周囲のレジェンドを吹き飛ばすことができるほか、ガスなどのトラップやドアを破壊することが可能。さらに、展開された壁を乗り越えようとする敵にはダメージを与え、スタン状態にすることができる。

そして、このニューキャッスルのアルティメットアビリティには、シーズン開幕後まもなく重大な不具合が確認されていた。本来ならば、敵の攻撃を完全に無効化できるはずの虚空の移動中であっても、キャッスルウォールによるスタンを回避できなくなっていたのだ。虚空の移動はレイスの戦術アビリティおよびアルティメットアビリティ、およびアッシュのアルティメットアビリティにおいて可能となる。不具合は、そのすべてのアビリティで確認されていた。
 

 
一方で、このバグは発見後まもなく開発者に認識されており、今週初めのパッチで修正予定であるとされていた。そして、開発者の言葉通り、この不具合は今回のアップデートにて修正されたようだ。開発チームのTrelloで、ニューキャッスルのバグが「前回パッチで修正済み」であると確認できる。ほかにも、ニューキャッスルのUI上でノックダウンシールドレベルが正しく表示されない不具合のほか、味方を蘇生したプレイヤーがスプリントおよび近接攻撃をできなくなるバグが修正されているとのこと。
 

 
ただ、今回のアップデートでは修正されなかった不具合もいくつか存在する。まずは、ローバの戦術アビリティが発動しないというバグ。そして、前シーズンのプレデターランク到達報酬が付与されないという問題だ。これらの不具合は、アップデート後も修正されていないことがユーザーによって報告されている。ただ、これらについては開発チームのTrelloで、近日配信されるパッチで修正予定であることが確認できる。コンソール版における音声バグや、IMC武器庫下部の、チームメイト転送装置が機能しないことがある不具合についても、同様であると思われる。

また、Xbox版プレイヤーが意図的にサーバーエラーを引き起こすことができるとされるグリッチも、残念ながら健在である。ユーザー報告によれば、ランクマッチでサーバーエラーが引き起こされると、そのマッチに参加していただけでも放棄ペナルティを課されることがあるようだ。マッチをなかったことにされるだけでなく、ペナルティまで受けてしまう深刻なグリッチだといえる。開発者によると、このグリッチは18日におこなわれた修正が機能しなかったため、現在修正に向けて再度対応中とのことだ。
 

 
一方で、修正予定が示されていない不具合もある。シーズン13より、レイスの戦術アビリティの無敵時間に不具合が生じていることが、複数のユーザーによって報告されている。アビリティの使用時間とダメージを受けない時間がズレているためか、虚空に入った直後には無敵とならず、虚空を出てからダメージを受けない時間が継続するというバグだ。今回のアップデート後も、同様の不具合に見舞われたユーザーが存在するようだ。

シーズン13「救世主」の開幕後、数々の不具合に悩まされている『Apex Legends』。ローバのアビリティなどのいくつかのバグは近日中に修正予定と思われるが、修正予定が不透明かつ深刻な不具合もある。早急な対応が願われるところだ。