カオスな神々の遊びシム『Derpy God』発表、9月16日Steamにて発売へ。火事も洪水もお好みのままに 


デベロッパーのDull Dudeは4月22日、サンドボックスシミュレーション『Derpy God』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリース時期は9月16日が予定されている。 
 

 
『Derpy God』は、村落地帯に座する反抗的な怠け者の神Riverが、火山地帯の邪悪な支配者Obsidiusを追う物語だ。プレイヤーは、数多く存在するユニットのタイプを選択し、戦場に配置。ユニットはそれぞれ独自の武器と長所/短所が存在する。斧を携えた野蛮なバーバリアン、剣を構えた高貴なナイト、弓矢を駆使するエルフのアーチャーなど、それぞれの性質を把握して布陣を構築するのだ。ユニットを配置してフォーメーションを組んだら、ウェーブ形式で攻撃してくる敵に対抗。自陣にある神殿を守りきり、聖なる力を維持することが目標となる。そして敵陣にある神殿を破壊し、勝利を勝ち取るのだ。 

『Derpy God』では、さまざまなイベントを重ね合わせてシミュレーションすることができる。物理演算、火事、洪水、ネクロマンシーなど、数々の要素を組み合わせてカオスな状況を作り出せるのだ。また、敵の建築物を投石器で破壊したり、あるいは兵士そのものを投石器で投げ飛ばしたりといったぶっ飛んだプレイも可能。遊び方次第では、何十人もの自軍ユニットを雨のように降らせることもできるようだ。有利に働くかどうかはともかく、敵味方が宙を舞い攻城兵器もひっくり返るような混沌とした状況を生み出すことが醍醐味となるだろう。 
 

 
本作では、戦場に出るだけがゲームの内容ではない。資源集めで戦いに備えることも重要な仕事だ。森林で木材を伐採し、鍛冶や採鉱などをおこなうのだ。人員を働かせることでリソースを集め、その資源で新たなユニットを作ろう。ユニットを守り、資源を賢く使うことが勝利への近道となる。そして『Derpy God』には、サンドボックスモードも搭載されている。すべてのユニットタイプや仕掛け、敵、獣、武器、建築ブロックなどがアンロックされ、自由に利用することができる。恐竜にショットガンを持たせるなど、無限の可能性を秘めたモードで好き放題に遊ぶのも一興だろう。 

本作の制作を手がけるDull Dudeは、開発者のIain Lobb氏とパートナーでアーティストのAmanda Lobb氏によるスタジオ。Amanda氏は過去の同スタジオ作品などに個性豊かなアートを提供。Iain氏は2013年よりUnityを専門としてきたデベロッパーだ。多数のプロジェクトに参加してきた実績があり、英国BBCのゲーム『The Dumping Ground: You’re The Boss』ではテクニカルリードと共同デザイナーを務めた。同作はBAFTA(英国アカデミー映画賞)の児童映画部門にてインタラクティブ作品向けの賞を受賞している。『Derpy God』でもそうした技術力が活かされることだろう。 
 

 
『Derpy God』はSteamにてPC向けに9月16日発売予定だ。