ターン制&オートバトル戦略ゲーム『ヒーローズアワー』がSteamにて人気。配信から3日間で売り上げ6万本を突破

デベロッパーのThingOnItsOwnが手がけた『ヒーローズアワー』が、Steamにてにわかに人気のようだ。『ヒーローズアワー』は、ターン制のゲームプレイとオートバトルを組み合わせた戦略ゲームだ。

デベロッパーのThingOnItsOwnが手がけたターン制戦略ゲーム『ヒーローズアワー(Hero’s Hour)』が、Steamにて人気のようだ。本作は今年3月2日に配信され、それから3日間で6万本以上を売り上げているという。開発元が個人スタジオであることを考えると、十分に大きな数字だといえるだろう。
 

 
『ヒーローズアワー』は、ターン制のゲームプレイとオートバトルを組み合わせた戦略ゲームだ。ソロプレイのほか、ローカルでの対戦・協力プレイにも対応する。プレイヤーは、特徴の異なる11種類の勢力から選択。所属するヒーローやその軍勢を率いて、プレイするたびにランダム生成されるマップを探索しクエストをこなす。マップ上ではアイテムや資源などを獲得できるほか敵もおり、ポイントを消費しながら移動。そして移動ポイントがなくなったら、敵のターンに交代だ。

接敵するとバトル用のマップに移行。プレイヤー側には大将となるヒーローのほか、配下の兵士ユニットが存在し、それぞれの初期配置を指定したらバトル開始だ。バトルは基本的に自動でおこなわれるが、ユニットを指定の場所に移動させたり、スキルを使用したりといったかたちでプレイヤーが介入することもできる。ユニットは合わせて177種類、ヒーロースキルは50種類収録。バトルなどをこなしながら、軍勢を充実・強化させていくことになる。

また、拠点となる街での建物の建設要素も存在する。そうした建設に、お金や資源などを使用するわけだ。さまざまな建物の種類があり、たとえば新たなヒーローやユニットを雇ったり、バトルで倒されたユニットを治療したり、あるいは呪文に必要なマナを回復させたり、街の収入を増加させたりできるものなどがある。
 

 

 
本作は、Steamのユーザーレビューにて「非常に好評」を獲得。レビューでは『Heroes of Might and Magic』に似ているというコメントが複数あり、それに加えてスピーディーに展開するオートバトルや、リプレイ性の高さ、バラエティに富んだ勢力などが評価されているようだ。一方で、ゲームバランスがあまり良くないという指摘もみられる。

売上面については先述したとおりであるが、一時はSteamでの売り上げトップ4にランクイン。本稿執筆時点でも12位に位置しており人気のようだ。同時接続プレイヤー数を見てみると、ローンチ当日には一気に1700人を突破。そして翌日には2000人を超え、翌々日には3000人を超えており、現在までのピークでは3600人を記録している(SteamDB)。Steam全体でみると200位以内に入る数字であり、小規模開発のインディーゲームとしては上々だろう。
 

 
『ヒーローズアワー(Hero’s Hour)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/itch.io)にて配信中。ゲーム内は日本語表示に対応する。なお3月9日までローンチセールがおこなわれており、Steam/Epic Gamesストアでは10%オフの1656円で購入可能だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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