人気ドラマ「イカゲーム」のデスゲームを再現するModが各ゲームで続々。『GTAオンライン』にて「だるまさんがころんだ」を楽しむ人たち

(Image Credit: Vadact)

Netflixにて今年配信され、世界各国で非常に高い評価を獲得した韓国ドラマ「イカゲーム」。同作では、多額の借金を背負うなど難しい事情を抱えた人々が、死と隣り合わせのデスゲームを勝ち抜き、生きて大金を手にすることを目指す。そうしたデスゲームについて、早速再現Modを制作するゲーマーがいるようだ。海外メディアKotakuなどが報じている。
 

 
YouTuberのVadact氏は、『GTAオンライン』にて「イカゲーム」を再現。公式にはModの適用はできない作品であるが、専用のModツールFiveMにて制作し、専用サーバーを用意してプレイしている。まずはドラマでの第1ゲームにあたる「だるまさんがころんだ」から開始。特徴的な大きな女の子の人形が鬼役となり、「だるまさんがころんだ」と言うあいだにフィールドを走り、振り向いた際には静止して、フィールドの反対側にたどり着くことを目指す。もし振り向いているあいだに動いてしまうと、ドラマ同様に射殺されてしまう。

このほか、ドラマでの「飛び石渡り」も再現。10分以内にガラスの橋を渡りきることが目的で、強化ガラス以外を踏んでしまうと、割れて落下し死亡だ。そしてもうひとつ、ドラマにはない「かくれんぼ」が収録されている。サーバールームのようなマップにて、鬼役の女の子の人形となったプレイヤーから15分間逃げ続けるルールとのこと。

同Modでは、参加者の緑色のジャージや、マスクをつけた運営者側の衣装も、ドラマをもとに再現していることが分かる。また、鬼役もひとりのプレイヤーが担当しており、「イカゲーム」のロールプレイを楽しめるModというわけだ。
 

 
YouTuberのPWR氏は、『フォートナイト』のクリエイティブモードを使って「イカゲーム」を再現している。先述の「だるまさんがころんだ」や「飛び石渡り」のほか、ドラマでの「型抜き」をモチーフにしたデスゲームもみられる。ドラマでは、丸や星、あるいは傘の形に砂糖菓子を切り抜くことが求められたが、こちらではそれらの形に配置された的を、制限時間内にすべて撃ち抜くことを目指すルールとなっている。

『Among Us』にも、「イカゲーム」風のModが存在するようだ。カフェテリアに例の女の子の人形が配置され、通常のゲームプレイに「だるまさんがころんだ」要素を導入。クルーたちは、「だるまさんがころんだ」という言葉が聞こえる「Green Light」のあいだだけ移動することができ、女の子が振り向いた「Red Light」のあいだに動くと即死亡である。また船内で眼帯を発見すると、女の子を目隠しして1分間自由に動けるようになるルールも用意されている。
 

 
ここに挙げた以外にも、たとえば『マインクラフト』や『Roblox』などにおいても、「イカゲーム」のデスゲームを再現するModが作られているようだ。また、ドラマに登場したキャラクターの見た目を再現するシンプルなModも、さまざまなタイトル向けに制作されている模様である。

人気コンテンツが登場すると、それを再現するModが制作される流れはこれまでにもあった。ドラマ「イカゲーム」のデスゲームは、残酷な側面もありつつ、「だるまさんがころんだ」などのように昔ながらの遊びを取り入れた分かりやすい内容となっており、多人数で楽しむにはうってつけだったのかもしれない。興味のある方は探してみてはいかがだろうか。