火星荷物運搬サンドボックス『Mars First Logistics』発表。運搬ロボを自由に組み立て、デコボコな火星の大地を駆けろ

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オーストラリアのインディー開発者Ian MacLarty氏は6月30日、火星サンドボックス『Mars First Logistics』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年リリースを予定している。 
 

 
『Mars First Logistics』は火星を舞台とするオープンワールドゲームだ。メビウス作品を彷彿とさせる線画調で描かれる大地には、点々と植民コロニーが存在。しかし、それぞれのコロニーの距離は決して近くなく、各拠点は起伏の激しい大地によって隔てられている。そこで必要になるのが、コロニー間を往来して物資カーゴを運搬するロボットだ。プレイヤーは自由にパーツを組み合わせて運搬ロボットを建造。コロニーで依頼を受け、さまざまな形状の物資を別のコロニーまで運ぶこととなる。 

ロボットの組み立て方のバリエーションは多彩だ。大小さまざまな車輪を組み合わせられるほか、軽トラックのように荷物を荷台に載せて運ぶもの、ロボットアームでガッチリ荷物をつかんで運ぶものなど、運搬方法も一通りではない。設計によっては、ロボットそのものが大きな車輪型となって転がりながら移動したり、ジェット噴射で宙を駆けたりすることも可能だ。内部機構としてもサーボモーターや油圧シリンダーなど、細かなパーツを取り付けることができる。ミッションを重ねてクレジットを貯めれば、新たなテクノロジーで機体をアップグレードすることも可能だ。 

ロボットを組み立てたらあとは自由きままに火星旅……かと思いきや、現実はそれほど甘くない。本作はすべてのオブジェクトが物理演算を採用している。まだ人類に馴致されていない火星の大地は激しい凹凸に覆われており、荷物を運ぶ旅路は一筋縄ではいかないのだ。ちょっとした丘を乗り越えようとすれば車体が跳ね、かといって迂回しようとすれば急なドリフトにハンドルがとられる。おまけに運搬対象となる荷物も、曲がりくねったパイプや細長い鉄骨、はては謎のボール型物資など絶妙に運びづらい形状のものばかり。ときに横転し、ときに岩に激突しながら、プレイヤーは自身が組み立てたロボットの力を信じて荷物を運びきるのだ。荷物を全部ばらまいてしまっても、泣いてはいけない。 
 

 

  
Ian MacLarty氏はこれまで、アイデア重視のシンプルなアクションもしくはパズルゲームを開発。『Boson X』や『Dissembler』などいずれも好評を博してきたが、今回はより大きな規模のゲーム開発に挑戦するようだ。 

『Mars First Logistics』は2022年、SteamにてPC向けに発売を予定している。

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