『ノックアウトシティ』リーグプレイにおけるマッチメイキング精度が向上。より適切なプレイヤーとマッチングさせるための調整


デベロッパーのVelan Studiosは6月9日、『Knockout City(ノックアウトシティ)』における最新アップデートを配信開始した。同作におけるマッチメイキングなどが改善されている。 
 

 
『ノックアウトシティ』は、高層ビルや繁華街の道路、建設現場などが広がる都市型のマップにて、対戦を繰り広げる三人称視点のアクションゲームだ。ルールはシンプルで、街中に出現するボールを拾い、敵にぶつけること。ボールをヒットさせると相手のHPが減少し、HPがなくなればノックアウトとなる。ボールキャッチや回避、フェイントなどを使いこなし、相手を翻弄しながらチームプレーで勝利をつかみ取るのだ。今月4日には、プレイヤー数が500万人を突破したことも伝えられている(関連記事)。 

Velan Studiosは、ストリートプレイ・リーグプレイの双方において変更を施したと発表。まずストリートプレイについては、比較的軽微な変更にとどまったようだ。多くのプレイヤーがストリートプレイでのマッチメイキング時間短縮を望んでいることは承知しているとしつつ、Ping値の高い試合の数を減らす方針で動いている。そのため、マッチング検索時に、高Ping値のプレイヤーを検索し始めるまでの時間を引き延ばす方針で調整しているようだ。 
 

 
一方、リーグプレイについてはより大きな変更が施された。本作におけるマッチメイキングシステムは、スキルレベル・Ping値・マッチメイキング時間にもとづいておこなわれているという。基本的には、可能な限り短い時間で、より近いスキルレベルのプレイヤー同士がマッチングする。マッチメイキング待機に入ると、まずは可能な限り近いスキルレベルかつ、できるだけ低いPing値のプレイヤーが検索されるのだ。そこから時間が経つにつれて、許容できるスキル格差とPing値を拡大してマッチング相手を探していくという。 

今回の変更により、マッチを生成する際に許容Pingが最大値に達するまでの時間を劇的に延ばしたとのこと。変更前には上限到達まで60秒程度だったが、変更後は480秒(8分)が経過するまで最大許容Ping値まで検索範囲を拡大しないという。なるべく同じ地域・レベル帯のプレイヤーとマッチングさせるように作動し、一定時間が経過したのちはレベル誤差がプラスマイナス1以内のプレイヤーを検索。それからのちに、高いPing値のプレイヤーとのマッチングを許容するとのこと。つまり、マッチングにかかる時間が長くなる可能性はあるものの、Ping値の低いマッチングが成立する可能性がかなり高くなるわけだ。また今回の変更により、サーバー調整における柔軟性が向上したため、今後不都合が生じた際にはより素早く対応することが可能になったそうだ。 
 

 
ノックアウトシティ』は、PC(Origin/Steam/Epic Gamesストア)/PS4/Xbox One/Nintendo Switch向けに配信中だ。