動物探偵ADV『Backbone』6月8日発売へ。ハードボイルドなアライグマ探偵が、閉鎖都市バンクーバーの暗部を暴く

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パブリッシャーRaw Furyは5月27日、ノワール風動物探偵ADV『Backbone』を6月8日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store/Epic Gamesストア/GOG.com)で、Xbox Game Pass for PCにも提供される。また海外向けにはPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switchでのリリースも予定されているようだ。開発元は、本作の舞台にもなっているバンクーバーを拠点とするEggNut。発売ののち、今年秋前には日本語含む多言語に対応予定とのこと。
 

 
『Backbone』の舞台は、擬人化された動物たちが住まうカナダ、バンクーバー。都市は荒廃したディストピアと化しており、危険がはびこり支配構造が組みあがっている。そんな中、プレイヤーは主人公であるアライグマの探偵ハワード・ロートルとなり、真実を追い求めていくのだ。

本作は、ピクセルグラフィックの2Dアドベンチャーゲームとなっている。主人公を左右に移動させ、気になるところを調べていく操作が基本だ。詳しく調べたいものは画面に大写しにし、カーソルを動かして気になるポイントを指定する形式。同ジャンルではスタンダードなシステムだ。しかしながら、ステルスなどアクション的要素も盛り込まれているとのこと。
 

 

また、捜査の過程では、街のさまざまな住民たちとの接触がある。会話のなかでは選択肢が提示され、選ぶ内容によって住民たちの反応も変わってくる。接し方によっては、捜査の展開や、のちの関係性に影響するものもありそうだ。

動物の擬人化ということもあり、一見かわいい印象を受けるキャラクターたち。しかし、トレイラーでは容赦ない暴行を受ける主人公や、武器を使った脅迫シーンも見られる。動物という野性味を感じさせるデザインと奇妙にマッチして、かなりインパクトのある描写になっている。
 

 
特徴としてはそのグラフィックもあげられる。本作のアセットはピクセルグラフィックで制作されているものの、光の表現はリッチで動的だ。下品に通りを照らす街の明かりや、窓から差し込む日差しなど、すべてがキャラクターに作用する。主人公の影が手前のカーテンに映り込むなど、光のリアルさとピクセルが同居するグラフィックは一見に値する。
 

 

本作は“ポストノワール”を標榜している。ノワールとは、小説や映画などのジャンルだ。専門家の中でも、定義について意見がわかれている同ジャンル。しかしながら、同ジャンルの特徴とされている、腐敗がはびこる大都市といった世界設定や重苦しい雰囲気は、本作にも共通するものだ。

『Backbone』の示すポストノワールは、世界設定や描画スタイルの独創性や、トレイラーからうかがえるSF要素などの、現代風な味付けを表現した言葉かもしれない。また、ノワール作品では“男女のあや”が描かれることも多い。本作にも重要人物として、油断ならない雰囲気の美しい(キツネ)女性など、ノワール風のキャラクターが提示されている。ハードボイルドな展開を期待できそうだ。
 

 

本作の開発自体は2017年から開始されており、2018年からKickstarterのキャンペーンで投資を募っていた。当初は2019年に発売予定だったものの、少々スケジュールがずれこんだ模様。無料体験版の『Backbone Prologue』リリースを経て、満を持しての本編リリースとなる。『Backbone』公式Twitterアカウントが、開発スタート時と現在のグラフィックを比較する投稿をしている。比較スクリーンショットからは、多大なブラッシュアップが重ねられたことを感じられる。
 

 
『Backbone』はPC向けに6月8日発売予定。すでに本作のSteamストアページが公開されている。ほかには、Xbox Game Pass for PC/Microsoft Store/Epic Gamesストア/GOG.comなどで配信されるとのことだ。無料で同作の一部を体験できる『Backbone Prologue』がSteamGOG.comで公開されているので、本作に魅力を感じた方は触れてみてほしい。

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