協力型ゾンビFPS『Back 4 Blood』最新映像にて「カードシステム」を紹介。ゲームプレイを変化させるカードとは

 

パブリッシャーのWarner Bros. Gamesは5月5日、『Back 4 Blood』の最新トレイラーを公開。本作のローグライク要素を構成する「カードシステム」を紹介した。

本作は、Turtle Rock Studiosが手がける協力型FPSだ。キャンペーンモードでは、人間の死体を宿主として繁殖するリドゥンと呼ばれる存在により人類が絶滅の危機に瀕した世界で、プレイヤーはソロあるいは最大4人協力プレイにて、リドゥンの根絶を目指すクリーナーとなる。Turtle Rock Studiosは『Left 4 Dead』シリーズの開発元として知られ、ファンからは同シリーズの精神的続編としても期待されている。

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『Back 4 Blood』には「ゲームディレクター」という適応型AIが用意されており、プレイヤーのアクションや体力、ゲームプレイにおける選択を常に監視。状況に合わせて、出現するリドゥンやステージ環境などを調整し、プレイするたびに異なる緊迫感溢れる体験を提供する。そして、ゲームディレクターが扱うもうひとつの要素が「カードシステム」である。

ゲームディレクターは、ミッション開始時にCorruption Cardと呼ばれるカードを使用。ステージ環境を変化させたり、プレイヤーへのチャレンジを追加したり、特別な能力をもつリドゥンを出現させたりする。たとえば、ステージを暗闇にし物音に反応するリドゥンが現れる「The Dark」や、仲間全員が生存した状態で制限時間内にセーフルームに向かわなければならない「Hasty Exit」、超巨大で強力な攻撃を繰り出すが弱点も秘めるリドゥンTall Boyを出現させる「Armored Tall Boys」などのカードがあるようだ。


カードシステムはプレイヤー側にも用意されており、各プレイヤーはあらかじめ用意されたプレイスタイル別のデッキか、自らカスタマイズしたデッキからカードを使用することができる。こちらのカードは基本的にプレイヤーを強化する内容となり、たとえば殴りをナイフに変えて近接攻撃を強化する「Combat Knife」や、セカンダリ武器の弾薬が無限になる「Ammo Stash」、リドゥンを焼死させるとプレイヤーの体力が一定値回復する「Pyro」などがある。

ただし、上述の「Ammo Stash」ではセカンダリ武器のリロードが遅くなったり、スタミナをアップさせる「Energy Drink」ではダメージ耐性が下がったり、あるいは武器の命中精度を上げる「Optics Enthusiast」ではスタミナ効率が下がったりと、必ずしもプラスにだけ働く効果のカードばかりではない。それぞれのカードの効果を見極め、自身のプレイスタイルや仲間との連携も考慮しながらデッキを構築し、カードを使用することになるだろう。

なおプレイヤー側のカードは、サブ目標・チャレンジをこなすことで入手可能だ。また同時にサプライポイントも獲得でき、キャラクターや武器の見た目を変えるカスタマイズアイテムの購入に使用できるという。

*本作にはルートボックス要素が存在すると一部で噂されていたようだが、開発元が否定した。

Back 4 Blood』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに10月12日発売予定だ。日本でも発売される。また、今夏にはオープンベータテストが実施される予定となっている。