肉を殴るゲーム『Meat Beating: No More Horny』Steamにて配信開始。シズル感あふれる肉へのムラムラを抑える精神修行

 

インディーデベロッパーKofi-Sは4月8日、『Meat Beating: No More Horny』をSteamにて配信開始した。価格は100円。肉をできるだけ殴るゲームとなっている。 
 

 
『Meat Beating: No More Horny』は目の前の肉を可能な限り殴り続けるゲームだ。メニュー画面で好きな名前を入力して、ゲームを開始する。あとは目の前に立っている肉をひたすら殴り続けるだけだ。操作方法は単純で、左クリックで左パンチ、右クリックで右パンチを出せる。操作はこれだけである。本作はオンラインのランキングに対応している。たくさん肉を殴ったプレイヤーはメニュー画面のリーダーボードへ表示される。頑張って殴り続けよう。 
 

 
もちろん、無作為に殴り続けるだけでランキング上位を狙えるほど甘くはない。肉殴りには、ある制限が課されているのだ。とはいっても、よくある「制限時間」のようなルールとは多少趣が異なる。ゲームを進めていると、画面上にSTOPとランダムなタイミングで表示されることがある。そのまま殴り続けると「You’ve fallen to far into the horny.」と表示されゲームオーバーになってしまうため注意したい。Hornyは「性的に興奮した、色気づいた」といった意味の英語。ムラムラしすぎです、くらいのニュアンスだろう。STOPと表示されたら、クリックをやめてひたすら待つ。CONTINUEと画面上に出てきたら、殴りを再開できる。STOPと表示されている時間もランダムなので、場合によっては数分待つことになるかもしれない。タイトルの「No More Horny」のとおり、あまり興奮しすぎてはいけない。画面を確認しつつ、落ち着いて肉を殴り続けるのがコツだ。 
 

 
リーダーボードにはすでに1万回以上肉を殴った猛者が存在している。しかし今ならランキングに入ることは十分に可能だ。記事執筆時点で、1000回ほど殴ると世界9位になることができた。画面に表示されるSTOPに気をつけ、集中して取り組めばより上位を狙えるはずだ。実績にも対応しており、全部で8個用意されている。肉を殴った回数に応じて解除されてゆき、100万回殴ればコンプリートできる。 

本作の肉はただのサンドバッグではない。殴られていないときは首に相当する部分をかしげたり、体をひねったりと、なぜか生き物のように表現されている。リアルなテクスチャの肉とは対照的に、殴るプレイヤーの腕は簡素な手書き風アニメーションで描かれているのも特徴だ。肉を殴り続けると、プレイヤーが自分の行為の意味に疑問を感じるセリフも見ることができる。 

『Meat Beating: No More Horny』はSteamにて100円で配信中だ。