『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』Redditコミュニティにて、「NPCと自撮りする」人が注目を集めている。遊びの内容は、その名のとおり「NPCと自撮りする」というもの。旅のゆく先々にて、NPCとツーショット写真を撮っていく。ただそれだけの遊びなのだが、チャレンジそのものがなかなか面白いようだ。
本作ではウツシエなるアイテムが存在し、ウツシエをセットすることで気軽に写真を撮影することができる。アイテムや敵をカメラに収めれば、その情報が図鑑に登録されるというわけだ。機能としてはズームとズームアウト、リンクがいくつかポージングできるのみ。エフェクトなどはかけられず、最近の作品のフォトモードと比べると機能性は簡素と言わざるを得ない。一方で、Bボタンを押すことで自撮りできることから、そのおかげでNPCとのツーショットが可能となっている。
この挑戦をしているのはRedditユーザーFieldExplores氏。「ハイラルのNPCと写真を撮った」として、スレッドを立ててお気に入りの写真を投稿している。写真群を見てみると、どれもかわいらしい。さまざまな構図・シチューションにてNPCとのツーショットを収めている。これだけでも凝っているように見えるが、凄まじいのは「ゲーム内の全NPCと写真を撮った」という事実だ。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界は、大厄災の傷を受けて荒れ果てている。しかし、そこには多くの人々が生活している姿も見られる。街に身を寄せたり、集落を作ったり、馬宿にて休息をしたり、あるいは街道を歩いたり。暮らし方は人それぞれだ。固定の場所にいるNPCも存在するが、多くの人々が流動的。大量のNPCが常に移動しているにもかかわらず、その全員と写真を撮ったというのだから驚きである。
FieldExplores氏は、全員と写真を撮った証拠として、さまざまな写真をあげている。普通の人間から、ゴロンやゾーラといった異種族、テリーなど行商人、そしてイーガ団までバラエティ豊か。ただ写真が撮られただけでなく、各写真どれもテーマや構図に工夫が込められており、写真それぞれのクオリティを称賛する声が多く寄せられている(Reddit)。
それにしても、FieldExplores氏はなぜこんな奇妙なチャレンジを始めたのだろうか。実は同氏は、すでにさまざまなやりこみに挑戦している。ゲームの収集要素はとっくにコンプリートしているほか、実は先んじて「全モンスターとの自撮りツーショットチャレンジ」を済ませている。このほか、インベントリをとにかくりんご関連のアイテムで埋めたり、あるいはバナナで埋めたり。ハイリアのズボンだらけにしてみたり。何の意味があるのかはさておき、とにかくいろんな種類の遊びこみをしているのである。
全NPCとのツーショット撮影は、そうした遊びの延長なのだろう。ちなみに今回写真を投稿したスレッドにて、他ユーザーに「今度は900匹のコログと自撮りしてみれば?」という提案をされたFieldExplores氏は、「やろうとしたけど、みんな名前も同じだし見た目も似たようなものだからやめた」と返信している。さまざまなやりこみ対象を探す猛獣も、さすがにコログを撮る趣味はないようだ。
なお、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の一部NPCの顔デザインには、任天堂のアバターMiiの発展版が使用されていたと報告されている。この情報を踏まえてハイラルを歩いてみると確かに“Miiっぽい顔”のNPCが多いように見受けられる。そうした部分に着目して、街道を歩きNPCたちとすれ違い、顔を覗き込んでみるのも面白いかもしれない(関連記事)。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、Nintendo Switch向けに配信中。なお2月21日は『ゼルダの伝説』シリーズ35周年の記念日である。