3Dパズル『EQI』Steamにて無料配信中。回転を活用する、ひらめきとアクションの迷宮


ポーランドのインディーゲームスタジオHyperstrangeは1月16日、『EQI』をSteamにて配信開始した。価格は無料。起動時は英語になっているが、タイトル画面の設定から言語を変更すると日本語でプレイできる。
 

 
『EQI』は、空間に固定された物体を回転させてステージをクリアしていく、短編3Dパズルアクションゲームだ。ステージ中には、ジャンプやダッシュだけではたどり着けないポイントが多数存在する。そこで活用するのが、空中に浮かぶブロックや足場などを90度ずつ回転させる能力だ。たとえば、ゴールが天井にある場合には、周囲の足場全体を回転させてゴールを足元へ持ってくるなど、回転させる能力を活用してステージを動かし、クリアを目指していくわけだ。
 

 

 
何かを回転させてステージを進んでいくのは共通であるものの、特定の足場を回転させて進む場合もあれば、横方向へ回転するものもあり、ステージごとに何がどう回るかは異なる。また、ジャンプ中に能力を発動させてプレイヤーの足元へ足場を移動させたり、回転を利用して強引に飛び移ったりなど、能力の活用方法もステージごとにさまざまだ。そのため、ステージ単位で回転をどう活用するのかといったちょっとしたひらめきと、アクションが展開される。

複雑すぎない仕掛けが中心となっているため、パズルゲームとしてはシンプル。中盤以降はスピード感のあるステージや、少々シビアなステージも用意されているなど、どちらかといえばアクションよりの内容となっている。ステージ数は20以上。シンセウェイヴなBGMが流れる中、1時間から2時間程度でクリアできることも本作の特徴だろう。
 

 
本作を開発したのは、ポーランドの小さなインディーゲームスタジオChopin et al.だ。ゲーム内のクレジットを見ると、Chopin et al.のメンバーとして本作に関わっているのは8名。本作のグラフィックは、映画「トロン」や「JM」に影響を受けているという。また、ゲームはクリアまで無料でプレイできるものの、開発者をサポートしたい場合はレビューをしてほしいとSteamの投稿内では語られている。

『EQI』は、Steamにて無料配信中だ。


なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。